
「新加勢大周」の名で93年に俳優デビューした坂本一生氏(53)が、3日放送のTBS系バラエティー「まさかの一丁目一番地」に出演。近況を明かした。
番組では過去の同局系ドラマの名場面や出演者らを特集。97年のドラマ「友達の恋人」に出演した本家の加勢大周が、桑田佳祐監督の映画「稲村ジェーン」(90年)で主演デビューし、織田裕二、吉田栄作とともに「トレンディー御三家」として人気を得たことが紹介された。また93年に加勢が独立する際、芸名の使用権をめぐって所属事務所と裁判沙汰となったことも回顧。「突如デビューしたのが新加勢大周。前代未聞の珍事に世間が大騒ぎ」とのナレーションで、坂本氏のデビュー会見のVTRがオンエアされた。
番組では、「新加勢大周から改名した坂本に会いに行ってみた」と伝えられると、スポーツジムの映像に。タンクトップに短い金髪で、肩幅の広いムキムキの男性が登場すると、「こんにちは、新加勢大周こと坂本一生です」と自己紹介し、スタジオ進行の加藤浩次を「え!」と驚かせた。
デビュー当時、22歳で体重73キロだったスリムな体形から、現在53歳で体重103キロのムキムキ体形にビルドアップ。「現在は千葉県八千代台にある『SISパーソナルトレーニングジム』のオーナー兼トレーナー」と紹介された。
騒動をへてのデビュー後、しばらくはバラエティー番組などに出演していたが、徐々に露出は減少。坂本氏はその間について「中古車の販売とかトラックの陸送をやったり、コピー機の運搬とか、ホストとか、プロレスもやったし、探偵とか、いろんなことをやりました」と、15の職業を転々としていたことを明かした。