中村萬壽、中村獅童らが「四国こんぴら歌舞伎大芝居」成功祈願とお練り 沿道には2万6000人

「四国こんぴら歌舞伎大芝居」のお練りを行った中村萬壽

中村萬壽（69）中村獅童（52）らが3日、香川県琴平町で「四国こんぴら歌舞伎大芝居」（4～20日、金丸座）の成功祈願とお練りを行った。

金刀比羅宮での成功祈願の後、萬壽、獅童、中村時蔵、中村萬太郎、中村陽喜、中村夏幹、澤村精四郎、上村吉弥、河原崎権十郎、中村錦之助が人力車に乗り込んだ。参道の約2万6000人の観客は「見に行きます！」「かっこいい！」などと声援を送った。

セレモニーでは、10年ぶりのこんぴら歌舞伎出演となる萬壽が「10年前のお練りは大雨で、傘を差してあいさつした思い出がございます。10年前は私が雨男ではないかと言われましたけども、今日、この快晴のもと、雨男ではないということを実証でき、うれしく思っております」と笑わせた。

これを受け獅童は「晴れ男の中村獅童でございます。私は初めての出演です。舞台と客席が非常に近い劇場でございますので、より一層歌舞伎を身近に感じていただければうれしく思います」とあいさつした。

第1部は「毛谷村」「魚屋宗五郎」、第2部は「蜘蛛の拍子舞」「らくだ」。