
女性トラブルを認めて芸能界から引退した中居正広氏(52)に関する一連の問題を巡り、フジテレビ社員の関与が報じられた件について31日、都内の同局で会見が行われた。清水賢治社長(64)は質疑応答で、フジテレビのアナウンス室は「編成制作局 アナウンス室」という編成局の下にある組織構造に問題があるのでは? と指摘を受け、構造改革を検討する考えを示した。
清水社長は「他のところ(テレビ局)と違う。アナウンサーのキャスティングは、プロデューサーが使いたいと指名するという、組織的な位置付けの問題がある」と口にした。そして、アナウンサーについて「一般社員でありながら出演者である特殊な構造。普通社員と同じように接して良いのか」と指摘した。
その上で「編成局の中から、社長直轄にするのか」と組織改編の可能性について言及。「キャスティングは普通の(芸能)事務所にしたらマネジャーがいて交渉するが、アナウンス室にはマネジメントスタッフが非常に少ない」と現状を明かし「強化してプロデューサーといちアナウンサーの構図にせず、その間に入れるというところ含め検討する」と答えた。