Aぇ！groupが30日、横浜アリーナで、ファーストアルバム「D．N．A．」を引っさげたライブツアー「Aぇ！group LIVE TOUR 2025 D．N．A．」神奈川公演最終日を迎えた。グループ初の横アリライブは、6日間9公演で13万5000人を動員。この日はデビュー曲「《ABEGINNING」や新曲「Hello」など全27曲を披露し、3枚目シングル「Chameleon」の6月18日リリースも発表。ツアーは5月11日の最終日までに全国7都市30公演をまわり、計36万人を動員予定。【望月千草】
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デビューからまもなく丸1年。ひとまわりもふたまわりも大きく成長した5人を1万5000人の歓声が出迎えた。末澤誠也（30）は「騒げ横浜～！ 今日は俺たちと最高の思い出作っていこうぜ」と声援に応じ、佐野晶哉（23）は「みんな、もう1度好きになって帰ってね」と甘い言葉を放ち、ファンのハートをがっちりつかんだ。
笑いあり、アイドル要素あり。Aぇ！groupの“DNA”をふんだんにステージに詰め込んだ。今ツアーは初めてグループのオリジナル曲のみで構成。末澤が演出や衣装、構成を担当した。草間リチャード敬太（29）はDJに扮（ふん）した演出で個性を爆発させ「これまではたくさんの先輩方の楽曲に助けられてライブをしてきましたが、自分たちの楽曲だけで作り上げるファンとの空間ができることがすごく感慨深い」と、デビューの実感をいま一度かみしめた。
カラフルな愛らしいスーツ衣装でのパフォーマンスに、デビュー前からおなじみのバンドスタイルでは激しいロック曲「咆哮」を歌うなど変幻自在。MCでは関西育ちの軽快なトークでボケとツッコミを連発。何度も笑いを誘い会場を“Aぇ雰囲気”に染め上げた。
6月に発売する3枚目シングル「Chameleon」はキャッチーなダンスが特徴的な1曲。リーダー小島健（25）は「ちょっと踊ったけどギブしたい」と思わず白状。正門良規（28）は「今までになかったオシャレロックな楽曲です」とアピールした。
結成から6年。5人それぞれが俳優業やラジオ番組など各所で躍進。着実に歩みを進めている。正門は「僕たちが作ったコンサートに命を吹き込んでくださっているのは、間違いなく客席にいる皆さんです」と感謝。「これからも僕たち5人と最高の思い出、景色を作っていきましょう！」と天井知らずの成長を約束した。
▽佐野晶哉「愛情込めて作ったアルバムをファンのみんなが愛してくれていると実感できるライブ。我慢することも多い世の中で自分が本当に望んでいることを思い出そう。「Chameleon」にはそんなメッセージが込められていると思います」
▽小島健「最初は不安な部分もありましたが、大阪城ホールの1公演目でファンのみなさんと作った公演のおかげで自信につながり、これからのツアーもやっていけると自信が持てました」
▽草間リチャード敬太「まだ見せていない姿がたくさんあるAぇ！groupの形として「Chameleon」という楽曲を通して新たな可能性を感じてもらえると思います。3枚目にして過去一難しい楽曲です」
▽末澤誠也「今回のツアーは演出、構成、衣装を初めて担当したので、プレッシャーはありますが、今までAぇ！groupがやってこなかった演出が盛りだくさんに詰め込まれているかなと思います」
▽正門良規「自分たちだけの楽曲だけでライブができるのは本当に幸せで、誰もが知っている先輩方の楽曲のパワーというのもあらためて感じつつ、自分たちも負けてないのでは？ という自信を日々ファンの皆さまからいただいております」
