
フジテレビとフジ・メディア・ホールディングス(FMH)は27日、取締役会を行い、日枝久取締役相談役(87)の退任を決定したことを発表した。
日枝氏は1961年(昭36)に同局に入社。80年には42歳にして編成局長に就任。「楽しくなければテレビじゃない」のキャッチフレーズを打ち出し、同局の発展に寄与した。83年に取締役編成局長、88年に社長に昇格し、01年に同局の会長に就任、03年から06年まで日本民間放送連盟の会長を務めた。17年にはFMHと同局両方の取締役相談役に就任。取締役の在任期間は40年以上と、長らく同局の経営に関わってきた。
日枝氏は2月27日付けで経営諮問委員会の委員を辞任。2月下旬には都内の自宅で転倒し、腰椎圧迫骨折で一時は入院していた。