
坂本昌行(53)が、ミュージカル「ブラック・ジャック」(6月28日から、東京・IMM THEATERなど)で主演を務めることが26日、分かった。相棒ピノコ役を矢吹奈子(23)、ライバルのドクター・キリコ役を味方良介(32)が演じる。
連載開始から50年以上の時を経た今もなお、手塚治虫氏の不朽の名作。今作は「命の価値」「再生」をテーマに、生演奏の音楽に包まれるミュージカル作品として東京、名古屋など全国6都市で上演される。
言わずと知れた天才外科医の主人公、ブラック・ジャックを演じる坂本は「子供の頃に読んでいた、あの主人公を自分が演じることになるとは、夢にも思いませんでした。大変光栄な事であり、重責に身が引き締まる思いです」と感慨。「原作から飛び出して来たものではなく、より個々のキャラクターが人間味あふれる作品になると思います」と呼びかけた。
矢吹は今回がミュージカル初挑戦。「幼い頃から大好きな歌とダンスで表現ができることが今から楽しみでワクワクしています。とにかく全身全霊で挑みたい」と誓った。味方は自身約2年ぶりの舞台。「演出は、長年憧れていた栗山民也さん。作品は『ブラック・ジャック』。主演の坂本さんは、子どもの頃から舞台で見てきたレジェンド。その中で『ドクター・キリコ』を演じられることは夢のようです」と喜んだ。ほか今井清隆(67)大空ゆうひ(50)も出演。