
元プロ野球選手でタレントの長嶋一茂(59)は14日、テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜午前8時)に出演。ドジャース大谷翔平投手(30)と、父の巨人長嶋茂雄終身名誉監督(89)が、時空を超えて対決するセコムのCMの精巧さに「びっくりした」と評価した。
セコムは11日、ともにアンバサダーを務める両者が登場する新CMを公開。CMは合成映像ながら、メジャーを代表する大谷がマウンドに立ち、投手として「ミスタープロ野球」の長嶋氏を打席に迎えるシーンが描かれた。
番組ではMLB開幕戦に向けて13日にドジャースが来日したことに合わせ、このCMを紹介。一茂は「この動画は結構出ているし、おれもずっと見ているが、このCGの精巧さにびっくりした」と述べた。
「グラウンドでの父の一挙手一投足を知っているが、その通りに実現している。バットの構え方からバッターボックスの入り方、全部、一緒になるんだなと。これ、CGなんですよね。すごいね」と驚嘆した。
CMに登場している父の姿について「何歳くらいの時?」と問われると「たぶん、30代前半くらい。ユニホームの着方を見ると引退する3、4年前の感じに見える」と息子ならではの分析を披露。「(CMに登場する)バットのグリップエンドの『3番』は、まさしく父の字なんで。びっくりした」とも口にした。
CMは「60年前、ひとりの日本人にアメリカから実は声がかかっていた」という大谷のナレーションから始まり、マウンドの大谷と、CGで再現された当時の長嶋氏が向き合う様子が描かれる。その後、大谷の「今、僕はその場所で挑み続けています」と語り、両者の対決シーンで終わる。
元テレビ朝日社員の玉川徹氏は「あの先はないんですかね。大谷さんが投げて、茂雄さんが打つ。あの後の映像は作らないのかな。むしろ(長嶋氏の伝説のシーンである)あの空振り(でヘルメットが落ちるシーン)を見てみたい気がする」と、妄想をふくらませながら? コメントした。
しかし一茂は「玉川さんは何でも結果が欲しいから。何でもかんでも結果を見せればいいというものではないし、想像力も大事」と笑いながらたしなめた。これにはMCのフリーアナウンサー羽鳥慎一も「人によっては空振りでヘルメットを落とすかもしれないし、人によっては(大谷が)すごいスライダーを投げているかもしれないし。心の中で考えましょう」と、まとめた。