三浦瑠麗氏、キャンセルカルチャーは「不健全」「いじめに似てくる」

三浦瑠麗氏（2021年撮影）

国際政治学者の三浦瑠麗氏が28日、X（旧ツイッター）を更新。社会的に好ましくない言動をした人物や団体を排除しようとする“キャンセルカルチャー”に対する思いを述べた。

三浦氏は、東洋水産のカップ麺「マルちゃん　赤いきつね」のショートアニメが一部SNSで物議をかもすも消されなかったことについて取り上げた記事を引用。「少し冷静なことを言うと、登場人物が二次元だからかえって守れたんじゃないかな」と推測し、「CMの好き嫌いは人それぞれ。議論はしたらいいけど、その結論は単発CMの魅力の有無や成功／不成功でしかない。キャンセルカルチャーは不健全」と指摘した。

続く投稿では「キャンセルカルチャーは嫌韓運動とあんまり変わらないのよ」と私見を述べ、「個人としての好き嫌いで収められないのは、今の自分の生きにくさを何か別の大きなものへの怒りにすり替えて発散する運動だから。勿論一人でやっても相手にされない。だから徒党を組むんだけれど、それはだんだんいじめに似てくるわけでね」と説明した。