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24年10月に虚血性心疾患のため76歳で亡くなった俳優西田敏行さんのお別れの会が18日、東京・増上寺で営まれた。
50年来の仲間でつくる「五人会」メンバーの1人、松崎しげる(75)は弔辞で「西やん、来たよ」と言い「初めて会ったあの日のことよく覚えてます。ビーチサンダルに短パン。僕も同じかっこうしてました。飲んで、飲んで、飲んで、遊んで遊んで…。仕事以外はいつも一緒の2人でした」と若い日々を振り返った。
続けて「亡くなる10日前に久々に飲みました。その時『大谷翔平はすげーな。すごい記録だな』と言ってました。あんたも記録ずくめですごいぜ、大河ドラマの主役最多記録だってと言うと、顔をくしゃくしゃにして『そうか、そうか』と。あなたは、さまざまな事を成し遂げた記録保持者です」とたたえ「きっとあなたは楽園に行っています。まださよならが言えていません。言うつもりはありません。いつも帰る間際、またな、と。『またな』。楽園で会いましょう。青春を一緒に戦ってくれたすばらしい友達だ。また会いましょう」と呼びかけた。
戒名は「芸月院敏那覚優居士(げいげついんびんなかくゆうこじ)」。