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元放送作家の長谷川良品氏が18日までにYouTubeチャンネルを更新。お笑い芸人をめぐるオンラインカジノ賭博疑惑に言及した。
長谷川氏は、オンラインカジノで賭博をしたとして、令和ロマンの高比良くるま(30)がYouTubeを通じていち早く謝罪したことについて、ネット上では称賛の声が多数あがったことに触れた上で「個人的には不可解と言いますか、いろいろとツッコミどころ満載」と切り出し、「公共性の高い電波事業者というテレビの恩恵を最も受けているタレントが、不祥事を起こしたとたん、ネットに引きこもり、ホームグラウンドですみませんと言うのはやはり道理が通らない」と指摘した。
「これが単なるユーチューバーならいいんですよ。ところがそうではありません。テレビタレントというのは認知や知名度の獲得をはじめ、高額な出演料という特権を与えられた出入り業者なわけですよ。何しろテレビ局というのは都心の一等地に広大な土地をほぼ無償で独占的に与えられた不動産業者といったところで、タレントというのはその広大な土地に店を構える店主であり、その立地の良さから集客の必要もない。しかもこの土地というのは我々の共有財産ですからね。それを貸し付けているに過ぎません。ネットのように誰もが利用できるインフラではないわけです。立場的に公人以上といっても過言ではないんじゃないですかね」と説明。
「こういう優遇を受けておきながら不都合があるとネットに閉じこもり私人を装い小さく謝罪というのであれば、未来永劫(えいごう)、ユーチューバーとして活躍してくださいとしか言いようがない」と批判を込めた。
また長谷川氏は、所属事務所である吉本興業が会見などを行っていないこと、芸人らが出演する番組やテレビ局が詳細を説明していないことについても言及。「テレビへの不信感は募るばかりで良からぬ臆測を呼ぶ。誰もが知る不祥事にこうしてブラインドを掛けると陰謀論の種になるということにテレビはそろそろ気づいた方がいいのでは」と私見を述べた。