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フジテレビの番組を自己検証する番組「週刊フジテレビ批評」(土曜午前5時30分)は15日の放送で、中居正広氏(52)の女性トラブルを発端とした同局の対応について、12日に同局内で行われた番組審議会での議論の様子を報道した。
審議会にはフジテレビの清水賢治社長や外部の審議会委員が出席。委員で明大教授の齋藤孝氏は、フジテレビのこれまでの対応の問題点を3点指摘した。まず「(問題を)知り得た時点でコンプライアンス委員会に共有する。何のためのコンプライアンス委員会かというと、そういう時のためですから。そして中居氏本人に聞き取りを行う」ことができていなかったとした。
さらに齋藤氏は「番組を継続しないで打ち切る判断をすべきだった」と、港浩一前社長らが事態を把握した後も「だれかtoなかい」の放送が継続されたことについて言及。3点目は「週刊誌報道があった2024年の年末に第三者委員会の立ち上げをセットでコメントした方が良かった」をあげ「この3点をもしおこなっていたならば、ここまでの大批判にはならなかったのではないか」と結論づけた。
齋藤氏は「この後、CM収入等が減りますね。そうした時に、制作会社の方にしわ寄せがいかないようにしていただきたい」と要望。「フジテレビの社員の方は現状恵まれていると思うんですね。実際番組を作っている制作会社に予算の切り詰め等がいってしまうと、いい番組を作るというのも難しくなってくると思うので、フジテレビの体力というものを、制作会社の方にできるだけ振り向けていただきたい」と指摘した。
齋藤氏は、民放各局の情報番組などでコメンテーターとして活躍する他、フジテレビ系バラエティー「全力!脱力タイムズ」(金曜午後11時)の常連で、軽妙なトークを披露していることでも知られる、
フジテレビの公式サイトによると、番組審議会のメンバーは弁護士の但木敬一委員長、早大教授の岡室 美奈子副委員長、井上 由美子氏(脚本家)、小山薫堂氏(放送作家・脚本家)最相葉月氏(ノンフィクションライター)、齋藤孝氏(明大教授)、舞の海秀平(大相撲解説者)、三浦瑠麗氏(国際政治学者)。おおむね月1回のペースで審議会が開催されている。