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東京・目黒の老舗ライブハウス「目黒鹿鳴館」が13日までに公式サイトを更新。移転の再延期を報告した。
同ライブハウスは、現在入居するビルの老朽化にともない24年1月をもって退去すると発表していたが、その後、退去日が1年間延期となり、今年1月19日をもって営業を終了していた。
しかし今回、移転先との契約が「諸事情により白紙に戻されてしまいました」といい、その旨を現在まで入居しているビルのオーナーに伝えたところ、賃貸契約が再延長されたとのこと。「元々、新天地の内装工事が終わるまでの期間を継続して貸していただく事にはなっていたのですが、当然、毎月の家賃・人件費などを捻出する為に準備しておいた契約金を切り崩して行かねばならず、度重なる延期など大変心苦しいのですがやむを得ず営業を再開させていただく判断を致しました」と経緯を説明した。
続けて「【さようなら目黒鹿鳴館】や【ラスト目黒鹿鳴館】などでイベントを開催してくださったバンドや主催者様並びに最後だからとご来場いただいたお客様には何とも締まりの悪いご報告になってしまい大変申し訳ございません」と謝罪。「移転には変更ありませんので改めて一から新天地を探して参ります」とし、ライブハウス物件情報の提供など協力も呼びかけた。
同ライブハウスは80年にオープンし、初期には米米CLUBやTHE MODSらのバンドが出演。その後はLUNA SEAやGLAYらが出演し、ヘビーメタル系、ビジュアル系の“聖地”としても知られ、近年はBABYMETALもライブを行っていた。