俳優谷原章介(52)が、MCを務めるフジテレビ系「めざまし8」(月~金曜午前8時)で、女性トラブルがあった中居正広(52)の芸能界引退について言及した。
谷原は冒頭で中居について「昨日本当、驚きのニュースが飛び込んできました。僕は仕事をしていたんですけれども、間、ちょっと休憩して仮眠をとっている間に、また仕事を再開しようと思った時、スタッフの方からこんなニュースが飛び込んできた、と。中居さんの引退という報道に触れました」とコメント。「今日はこの中居さんの引退のこと、そして昨日行われましたフジテレビの社内向けの説明会の模様について、深く掘り下げていきたいと思います」と切り出した。
その後、天気予報をはさんでトップニュースで、同局の港浩一社長らが行った社員向け説明会や中居の引退について報道した。谷原は「僕は中居さんと同じ年に生まれまして、この世界で30年以上、やってまいりました」と語り出すと「最初にSMAPのメンバーを僕が見たのは、僕がまだメンズノンノのモデルをしているころで、スタジオで撮影をしていたら、SMAP来ているらしいよ、って風に話がワーッとうわさで回ってきて、モデルの仲間とそのスタジオにかけつけて、上の方からのぞけるところがあったので、そこから見ていたのを覚えています。その時、僕らはまだモデルと言っても本当に素人に毛がはえたようなもので、でも彼らはプロとしてそこにいてやっている中、ちょっと騒がしかったのもあり、『何、じゃましにきてるんだ』じゃないですけど、そういった何か強い目線で見られた時に、ああ、プロとしてやる覚悟をしっかり持っている人たちだな、というのを感じたのを、今のことのように思い出します」と振り返った。
続けて「僕はSMAPの5人のメンバーとは全員とドラマをご一緒したこともありますし、バラエティーでも数多く共演させていただきました。一緒に歩んできたイチ人間として、僕自身は彼らほど大スターではないですけど、一緒に歩んでこられた、という意味で、すごくSMAPに対しては思いが強いです」と説明「中居さんと最後にお会いしたのが、ちょうど去年のドジャースのワールドシリーズ。優勝を決めた日ですね。僕がこの朝の『めざまし8』を終えて廊下を歩いていたら、パッと声をかけられて、中居さんがいて、中居さんに『これからワールドシリーズやるんでしょ?勝たせてよ!ドジャース勝たせてよ』と声をかけたのが最後ですね」と明かした。
谷原は感情がこみあげた様子で「本当、言葉にならないということがあるんですけど、非常に…同い年として52歳として、この世界でこれだけやってきてあれだけの地位にあった人が、何でこういう結末になるようなことをしてしまったんだ。それが本当に残念ですし、悔しくてなりませんし、まだ昨日はファンクラブ向けの会報、一報ということで、今後どのような対応をされるか分かりませんけど、できれば、中居さんの口から、ご自身の思いというのを会見で聞きたい、そういう思いを今も持っています」と語った。