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三菱自動車、ホンダ・日産の統合に参画せず 連携強化を模索


三菱自動車はホンダと日産自動車が検討している経営統合への参画を見送る可能性を検討していることが明らかになった。ホンダと日産は共に持ち株会社を設立し、同社を傘下に入れる方向で進めており、三菱自は統合について年明けまでに結論を出すとしていた。加藤隆雄社長は参画見送りが選択肢の一つに過ぎず、最終決定ではないと述べる一方で、自動運転や電気自動車技術などの分野で両社との関係強化も模索するとしている。日産が三菱自の筆頭株主である背景もあり、関係強化には柔軟な姿勢を維持する見込みである。

 三菱自動車は24日、ホンダと日産自動車による経営統合協議への参画を見送る検討に入った。複数の関係者が明らかにした。三菱自は株式上場を維持して経営の自由度を確保しながら、両社との連携強化を模索すると見られる。

 ホンダと日産は持ち株会社を設立して両社が傘下入りする方向で検討を進めており、三菱自は1月末をめどに統合への参画について判断するとしていた。

 三菱自の加藤隆雄社長は24日、記者団に対し、統合協議への参画見送りについて「まだ調整段階で、選択肢の一つだ」と答えた。また、三菱自幹部は毎日新聞の取材に「最終判断したわけではなく、関係強化に消極的なわけでもない」と述べ、自動運転技術や電気自動車分野などでの2社との連携強化を引き続き検討する姿勢を示した。

 ホンダと日産は昨年12月、2026年8月めどの経営統合を目指して協議を始めることで合意。日産が筆頭株主となっている三菱自の加藤氏も記者会見に同席し、統合計画への参画を検討する考えを示していた。【秋丸生帆、加藤結花】

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