フジテレビは17日、都内の同局で1月度の定例社長会見を開催し、中居正広(52)の女性とのトラブルを巡り、週刊誌で同局社員の関与が報じられていることなどについて謝罪した。
16日午前に開催が発表され、急きょ「定例会見」の実施が決まり、港浩一社長(72)ら役員5人が出席した。主な一問一答は以下の通り。
-第三者委員会の人員構成や立ち上げ時期は
なるべく早くつくりたい。人員はまだ公表できないが独立性の高い方々を検討している。後日決まってからお伝えしたい。
-調査対象者は
我々から事実を提示して、調査委員会の方での判断になる。
-23年6月にトラブルを把握後の対応は適切だったのか
女性の希望、人権、心身の安全を最優先に対応してきたということ。それが正しかったかも含めて調査してもらいます。
-スポンサーも報道を通して事態を知ったのか
そうなります。年明けからすみやかに誠心誠意説明している。女性の人権を最優先に、それに尽きます。
-被害女性はフジの社員だったのか
個人の特定につながりますのでお答えできないです。
-昨年末にホームページで一部報道を否定する文章を発表したが、その根拠は
社員への聞き取りや通信履歴など、そうしたものを調べた。その結果、記事が事実ではないと判断した。第三者委員会の調査でそうした文書の記載自体も正しかったのか判断していただく。
-トラブルに関与していたとされるフジ社員は幹部で間違いないか
そちらも特定につながるので回答は控える。
-社として幹部の関与がないとするならば、女性の主張と意見がぶつかることになる。昨年末の文書掲載時と今も主張のスタンスは変わりないか
変わりません。
-港社長も調査対象なのはなぜか
社長なので、会社の対応という意味で対象となっています。
-報道では港社長の名前も挙がっていたが、女性を伴うそうした会食の場がセッティングされることはあるのか
番組制作において、出演者やプロダクション、取引先と懇親の場を持つことはあります。
-会食で性的接触が常態化していたという声もある。これは事実か
そういうことはなかったと信じておりますが、そういったことも含めて調査を待ちたいと思います。
-女性を上納していたという報道もあるが
詳細は把握できていない。第三者委員会の調査に委ねます。
-港社長へ、報道で自分の名前が出ていることへの受け止め
そうしたことはないと信じております。私も含めて調査していただきます。
-港社長のご自身の責任、処遇は
冒頭でご説明した以上のことは控えさせてください。
-打ち上げや懇親会などに関係のないアナウンサーを呼んで行うのは往々にしてあるのか
往々にしてかはわからないが、あまりないと思います。打ち上げにその番組のレギュラー、準レギュラーのアナウンサーが来ることはあるし、自由参加ですから。来る人は来るし、用事があって来ない人もいますし。
-上司に声をかけられると部下は行かざるをえないといった状況になるのではないか
-そういう社風ではない。来たい人は来ればいいし、来たくない人は来ない
-スポンサーの反応は
厳しい意見はいただいている。今ある情報で誠心誠意ご説明している最中です。
-女性の意向を尊重したとあったがどういう意向なのか
これ以上は申し上げられません。女性の人権、意向を最優先に対応してきました。
-女性へ港社長からかけるコメントは
先ほどお話ししたことに付け加えることはないが、活躍を祈りますという言葉です。
-会合のセッティングにフジテレビ社員の関係はないとするならば、なぜ被害女性はフジテレビに相談したのか。関係がないなら対応しなくてよかったのでは
当該女性の気持ちはわからないので、答える立場にない。今後調査していくことになる。思うことがあったのであればそれも含めて調査していきたい。
-一部でフジテレビの現役アナウンサーが同様の被害にあったことを告白しているものもある。こちらの事実関係などは
詳細は把握していない。これから調査していく。