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【映画大賞】石原裕次郎賞「ラストマイル」 アンナチュラル&MIU404“三銃士”初の映画挑戦


映画『ラストマイル』が、第37回日刊スポーツ映画大賞・石原裕次郎賞を受賞した。監督は塚原あゆ子、脚本は野木亜紀子、プロデューサーは新井順子のチームで、彼らは過去のヒットドラマ『アンナチュラル』や『MIU404』を手がけた。この映画は、通販をテーマにした連続爆破事件を扱い、60億円の興行収入を達成している。特に塚原監督は、スタッフやキャストへの感謝を述べており、この作品が多くの人に楽しまれたことを喜んでいる。物語はブラックフライデー前夜に起きた事件であり、運送業界の社会的な側面も描写している。

(C)2024映画『ラストマイル』製作委員会

<第37回日刊スポーツ映画大賞・石原裕次郎賞(日刊スポーツ新聞社主催、石原音楽出版社協賛)>

興収約60億円の大ヒットとなった「ラストマイル」(塚原あゆ子監督)が、石原裕次郎賞に輝いた。27日に日刊スポーツ公式YouTubeチャンネルでプレミア配信された特別番組内で発表された。

「ラストマイル」は、世界規模のショッピングサイトから配送された段ボール箱が爆発する、連続爆破事件を壮大に描いた。日常生活に欠かせなくなった通販をテーマに、運送会社と委託ドライバーを絡めて、女性の生き方など社会性も織り込んだ。2018年のTBS系ドラマ「アンナチュラル」、20年の「MIU404」を手がけた塚原あゆ子監督、脚本の野木亜紀子さん、そして新井順子プロデューサーの“三銃士”が組み、初の映画に挑戦して大ヒットにつなげた。

▽塚原あゆ子監督の受賞コメント

このたびは、素晴らしい賞をいただきまして、本当にありがとうございます。作品は2年前に撮られたものですが、もっと長く「アンナチュラル」、「MIU404」と同じチームでつくった作品が、たくさんの人に応援いただき、楽しんでいただけたんだとしたら、すごくうれしいとキャスト、スタッフ一同、思っています。

この作品ができる前から、一緒のスタッフですが、まずは彼らに心からの尊敬と感謝を申し上げたいと思います。ドラマーシーズンのときからお手紙だったり、メールをいただき、それが励みになっています。ありがとうございました。

◆塚原あゆ子(つかはら・あゆこ)千葉大文学部を卒業し、97年に木下プロダクション(現TBSスパークル)に入社。05年「夢で逢いましょう」で初めてドラマ監督を務め、「下剋上球児」(23年)「海に眠るダイヤモンド」(24年)など数々の人気作品を手がけた。18年「コーヒーが冷めないうちに」で映画監督デビュー。21年に「MIU404」の演出で芸術選奨文部科学大臣新人賞を受賞。

◆ラストマイル 流通業界最大のイベント“ブラックフライデー”の前夜を発端とする連続爆破事件が発生する。巨大物流倉庫のセンター長に着任したばかりの舟渡エレナ(満島ひかり)は、チームマネジャーの梨本孔(岡田将生)と事態の収拾にあたる。

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