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稲垣吾郎「僕はポーカーフェース的だから憧れ」主演舞台ベートーベン役 初演から4度目の再演


稲垣吾郎が主演する舞台「No.9-不滅の旋律-」が、東京国際フォーラムで通算100回目の上演を迎えた。舞台はベートーベンの人生と交響曲第9の初演までの過程を描いている。稲垣は、この作品でベートーベンを演じることに大きな幸せを感じていると述べ、自身をポーカーフェースな性格としながらも情熱的なベートーベンへの憧れを語った。また、同舞台でベートーベンの秘書マリア役を演じる剛力彩芽は、役を通じて自分の感情表現の変化を明かし、プロレスラーを演じたNetflixのドラマで新しい一面を見せたことへの感謝も述べた。稲垣と剛力は、それぞれの役に全力を注ぎ、マンネリを防ぐために毎回新しいアプローチを追求している。

稲垣吾郎(中央)の主演舞台「No.9-不滅の旋律-」が100公演目を迎え、剛力彩芽(左)、俳優で演出家の白井晃氏とともに心境を語った(撮影・たえ見朱実)

稲垣吾郎(51)が24日、東京国際フォーラムで上演中の主演舞台「No.9-不滅の旋律-」の取材会に出席した。稲垣演じる“楽聖”ベートーベンの苦悩に満ちた創作の人生が描かれ、全身全霊をかけた「交響曲第9」が初演を迎えるまでを描く。2015年(平27)の初演から4度目の再演。この日が通算100回目の上演となった。

稲垣は「毎日幸せに、大切にベートーベンを演じています。僕にとっても大切な作品。ベートーベンさんはいつも感情むき出しにして、情熱的に生きている。僕はポーカーフェース的だから、憧れがあります。前回、前々回の成功体験をなぞる形はよくない、マンネリになる。全部壊して、1から作り上げていく」。

ベートーベンの秘書マリア役の剛力彩芽(32)は「最初に演じた時が25歳。大人と子供の境目で、どっちにいったらと悩んでいた時でした。30代になって素直に感情を表現できる、気持ちを表しやすくなりました」。今年はNetflixのドラマ「極悪女王」ではプロレスラー役を演じた。「新しい一面を見てもらえた喜び、感謝があります。まだまだやったことのない役があるので挑戦したい」と話した。【小谷野俊哉】

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