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渡辺恒雄さんは「政治と新聞メディアの中で結び付いた時代を象徴する人」元NHKジャーナリスト


読売新聞グループ本社代表取締役主筆である渡辺恒雄氏が98歳で肺炎のため亡くなりました。NHK出身のジャーナリスト、柳沢秀夫氏がテレビ朝日の番組で渡辺氏を追悼し、彼を「昭和の時代から政界やメディアのドン」と称しました。柳沢氏は渡辺氏が政治部の記者でありながら、政治にも影響力を持ったことを述べ、彼がいないと政治の決定ができないほどだったと語りました。また、柳沢氏は現在のSNSが普及する中で渡辺氏の存在が変化するメディア時代の象徴であるとしています。渡辺氏は新聞活字やテレビが主流だった過去のメディア環境を代表する人物として記憶されています。

読売新聞グループ本社渡辺恒雄代表取締役主筆(2023年3月代表撮影)

NHK出身のジャーナリスト柳沢秀夫氏が19日、テレビ朝日系「大下容子ワイド!スクランブル」(月~金曜午前10時25分)に出演。19日未明に肺炎のため、98歳で亡くなった、読売新聞グループ本社代表取締役主筆の渡辺恒雄さんを追悼した。

柳沢氏は「昭和の時代から政界やメディアの世界を含めて、ある意味ドンだった」と言及した。

「政治部の記者として政治を取材する立場なんですけど、その立場でありながら政治にも影響力を持ち始めていたし、実際に政治の世界も渡辺さんの顔色や何を考えているのかを伺ったりしないと、政治もかじ取りができないくらい深く、政治と新聞メディアの中で結び付いた時代を象徴する人だった」としのんだ。

続けて「今のメディアの世界がSNSに変わりつつある中で、新聞活字、テレビの世界からメディアの世界が変わるところで亡くなったというのは時代の象徴的な存在だったと改めて実感します」とした。

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