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小芝風花「スニーカーにフィギュアの衣装を着て。今は絶対できない」原点のオーディション振り返る


小芝風花が16日、「ロード・オブ・ザ・リング/ローハンの戦い」のジャパンプレミアに参加し、本作での初めての長編アニメ映画の声優挑戦について語りました。彼女はローハンの王女ヘラの役を演じ、アニメーションと自身の声の調和に苦労しながらも、現場の雰囲気に助けられ、リラックスして取り組めたそうです。また、自身の原点である「ガールズオーディション2011」のエピソードを振り返り、フィギュアスケートに基づいたアピールを行ったことについても述懐しました。市村正親、津田健次郎、神山監督も登壇し、イベントに彩りを添えました。

「ロード・オブ・ザ・リング/ローハンの戦い」ジャパンプレミアに登壇した小芝風花

女優小芝風花(27)が16日、都内で、吹き替えを担当した「ロード・オブ・ザ・リング/ローハンの戦い」(神山健治監督、27日公開)のジャパンプレミアに登壇した。

今作はシリーズ初となる長編アニメ映画で、J・R・R・トールキンの原作小説「指輪物語 追補編」に描かれた200年前の始まりの物語。小芝は騎士の国ローハンの運命を託された王女、ヘラ役を担当した。

長編アニメ映画の吹き替えは初めて。「最初お話をいただいた時は、初めてアニメの声ができるっていうので『やりたいです!』って言ったんですけど、こんな軽はずみにやってよかったのかと、どんどんプレッシャーが…。アフレコまですっごい心臓がざわざわして。でも初日に優しく受け入れてくださったので、当日はリラックスして臨んだんですけど、やっぱりアニメーションの顔から自分の声が出てくるのがなかなか慣れない」と話した。

「始まりの物語」にちなんで、それぞれの原点についてもトーク。小芝は芸能界入りのきっかけとなった「ガールズオーディション2011」グランプリ獲得時の写真を紹介した。「180度生活が変わって。大阪出身なんですけど、家族で上京したり、ずっとフィギュアスケートを習ってたんですけど、それも辞めて。そこからお芝居だったり、いろいろレッスンを始めさせていただいて、今ここに立っている原点」と説明した。

当時14歳。オーディションでは特技披露の時間があり「フィギュアスケートしかやってこなかったので、特に披露できるものがなくて。スニーカーにフィギュアスケートの衣装を着て、曲流して、地べたでやったりしてたんですよ。今だったら絶対できない。逆に根性すわってたなと思って」と、かつてのがむしゃらさを振り返って笑った。

イベントには、ローハン国王ヘルム役の市村正親(75)、ヘラの幼なじみで王国の脅威となるウルフを演じた津田健次郎(53)と、神山監督(58)も出席。特別ゲストとして、パリ五輪で柔道男子66キロ2連覇を達成した阿部一二三(27=パーク24)が登場した。

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