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倉本聰氏、NHKとの大ゲンカ回想「図に乗っちゃったんだよね」「記憶戻ったのは千歳空港だった」


倉本聰氏がTBS系『人生最高レストラン』に出演し、1974年のNHK大河ドラマ『勝海舟』の脚本を担当していた際に途中降板したエピソードを語った。当時39歳だった倉本氏は、生意気だと思われたことから様々な意地悪を受けたと振り返る。ディレクターが脚本を勝手に直す状況を週刊誌に話してしまい、NHKへ批判が集中。最終的にNHK内部批判の記事が新聞広告に大きく取り上げられ、倉本氏は「もうアンタとは仕事できない」とNHKから糾弾されることに。悲しさから涙が出たとも語り、反論しようとも感じたが無理だと諦め、最終的に自らの過信を認めた。また、その後の記憶が曖昧になり、千歳空港にいる時に再び記憶が戻ったと明かした。

脚本家の倉本聰氏(24年10月撮影)

脚本家の倉本聰氏(89)が14日放送の、TBS系「人生最高レストラン」(土曜午後11時30分)にゲスト出演。1974年のNHK大河ドラマ「勝海舟」の脚本を担当しながら途中降板した時のエピソードを語った。

当時、39歳の倉本氏は「やっぱ図に乗っちゃったんだよね」と前置きし、「生意気だと思われ、いろんなことを意地悪された」と明かした。そして「本読みした後で僕が帰っちゃうと『作家が帰ったから(台)本直しします』とディレクターが直しを始める」とし、「それを週刊誌にしゃべっちゃった」と打ち明けた。

倉本氏はNHKを擁護するコメントもしたが、校了の記事を見に行ったら、逆のニュアンスを書かれていた。記事自体は直したが、「新聞広告のことは頭になく、新聞広告に『NHK内部から批判』と(見出しが)ドーンと出ちゃった」と振り返った。

NHKに行くと「もうアンタとは仕事できない」と、吊し上げをされたという。「悲しくなって涙が出てきた」と吐露。

反論しても無理だと思い、「僕はおごってました」と言うと「失礼しました」と出てきたが、その後記憶が途絶え「記憶が再度戻ったのは千歳空港だった」と語った。

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