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中山美穂さん死因不慮の事故「今年は特に注意必要」医師の森田豊氏「入浴中の深い睡眠」特に危険


医療ジャーナリストの森田豊氏が、急逝した中山美穂さんを悼むコメントをTBS「ゴゴスマ」で述べ、中山さんのデビューからの経歴が特集された。中山さんの死因が入浴中の不慮の事故によるものであることが明らかにされ、事件性は否定された。森田氏は入浴中の事故について「特に今年は注意が必要」と警告。深い睡眠により溺死する危険性があると説明し、特にお酒を飲んだ後の入浴や長時間の入浴は控えるよう推奨した。また、入浴中にスマートフォンを持ち込む若者についても注意喚起を行い、41度以下で10分以内の入浴を勧めた。

中山美穂さん(2009年撮影)

医師で医療ジャーナリストの森田豊氏が9日、TBS系「ゴゴスマ」(月~金曜午後1時55分)にコメンテーターとして出演。6日に54歳で急死した歌手で女優の中山美穂さんを悼んだ。

この日は中山さんのデビューからの経歴を特集。さらに、死因が入浴中に起きた不慮の事故によるものだったことにも触れ、検視の結果、事件性はないことも確認された。中山さんの訃報に「俳優と歌手の二刀流の方」とした上で「私たちの世代だと『世界中の誰よりきっと』は結婚式や披露宴で歌った方が大勢いらっしゃった」としのんだ。

中山さんの死因にもなった、入浴中に起きた不慮の事故について、森田医師は「今年は特に注意が必要」と呼びかけた。「身体が慣れていないのもありますし、油断している部分もあります」とした。

事故を例に挙げ「入浴中の深い睡眠」が特に危険と指摘。「湯船につかっていた時に、浅い睡眠で使っていても顔に水がかかると普通は危ないと思って起きるんですよ。ただ、何かが原因で深い睡眠に落ちてしまうとそのまま目が覚めず、窒息に至る例が多いんです。脳卒中や心筋梗塞の場合は、症状が出てお風呂場から出てくるんですが、溺死の場合は訴えられずにそのまま亡くなることが多い」と説明した。

その上で「お酒を飲んだら入らない、長湯は良くないですね。41度以下で10分以下で済ませようというのが現在の見解。若い方はスマホを(お風呂場に)持ち込んで、長い時間入って、その間に寝てしまう方もいるので、老若男女問わず気を付けなくてはならないですね」とした。

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