英王室のヘンリー王子(40)が4日、米ニューヨークで開催されたニューヨーク・タイムズ紙のディールブック・カンファレンスに単独で出席し、このところ別行動が続く妻メーガン妃(43)との関係について「私たちは10回離婚したようです」とジョークで語った。
同紙のコラムニストでディールブックの創設者でもあるアンドリュー・ロス・ソーキン氏(47)と対談した王子は、主流メディアや誤報、デジタル世界をより安全な場所にするための取り組みについて幅広い議論を交わす中、終盤に昨今メディアを騒がせている妃との不仲説について問われる場面があった。
ソーキン氏は、「自身の生活のあらゆる側面を取り巻く世間の関心とどう向き合っているのか」と質問。「グーグルニュースであなたのことを検索したら、あなたたち夫妻のしていることにいつも興味を持っている人がいました。彼らはメーガン妃が今カリフォルニアにいるのに、あなたはここ(ニューヨーク)にいることに関心を持っています」と話し、メディアで話題になっている夫婦仲の危機にスポットライトを当てた。
「あなたが私を招待したのですよ」と返答する王子に、これほど世間の関心が寄せられることは自身にとって良いことなのかと質問。すると王子は「いいえ、絶対に良くないことです。どうやら私たちは離婚を10回、いや12回したようです。だから、何なんだ? って感じです」と笑いながら話し、無視するのが一番だと語った。「結局実現しないのだから、彼らに同情する」と、うわさを広める人たちに同情を示す場面もあった。
メーガン妃はこの日、友人の映画プロデューサーで監督、俳優のタイラー・ペリーが最高栄誉賞にあたるペイリー名誉賞を授与されるのを手伝うため、ビバリーヒルズで行われたペイリー名誉賞秋季ガラに出席しており、同じ日に東と西で離れてイベントに出席したことが話題となっている。
夫妻は8月にそろってコロンビアを訪問して以降は別行動を続けており、そろって公の場に姿を見せていない。そのため、別居や離婚の危機説がメディアをにぎわせている。(ロサンゼルス=千歳香奈子)