ジブリ歌手井上あずみ(59)が16日、神奈川・洗足学園前田ホールで、「アニソン文化祭」にMCとしてステージ復帰を果たした。
井上は昨年8月、デビュー40周年記念コンサートのリハーサル中に脳出血で倒れ緊急手術。現在も左半身にまひが残るが、ファンへの恩返しを胸に懸命のリハビリに励み、この日ステージ復帰を果たす。
コンサート前に囲み取材に応じた井上は「まだ左半身がまひしていて、歌は座ったままでしか歌えないけど、応援してもらえる声援に応えられるようにがんばりたい」と意気込んだ。
現在も週3回のリハビリに励んでいる。「プールで歩いた入り、針や整体など、とにかく動くのと、人と会って話すことの大切も感じています」と話した。
「寝ているときにピクピク動くので戻って来ている」と話すと、休養を余儀なくされた母を支えた愛娘で歌手の今尾侑夕(20)が「それ初めて聞いた!」とほほ笑んだ。
当面の目標に「『君をのせて』を立って歌えるようになりたい。まだ立って歌えないので、立って歌えるように頑張りたい」という井上。これに愛娘は「みんなの前で言っちゃったからもうやらないとね」とプレッシャーをかけた。
井上は「私は元気です!」と切り出すと、「復帰コンサートはちょっと早かったかも知れないけど、元気な姿を見せたかった」と明かした。「病気でも頑張っている姿を見せて元気になって欲しい。なせば成る。やると決めたらできると実感したので、復帰第一弾に来てくれた人に元気になって欲しいです」とアピールした。