タレント明石家さんま(69)が、16日夜放送のMBSラジオ「ヤングタウン土曜日」に出演。文芸春秋らに損害賠償などを求めた訴訟を双方合意で終結させたダウンタウン松本人志(61)をめぐる吉本興業幹部との話し合いで、“肩すかし”を食ったと明かした。
「先週(の放送で)ヤンタンのファンには、『松本の件で話します』言うたけど、偉いさんいうても、岡本(昭彦)社長とか(話し合いの席に)来なくて、部長さん(クラス)が来て、俺たちより情報がなかったんです」
さんまは以前の同番組で「吉本を背負わない」と口にしていたが、前週9日の放送では「松本が取り下げになって。残念なことに、この後、吉本のえらいさんと、そのことを詳しくお話、したいって来るんですよ」と番組収録終了後に、吉本上層部と会って話し合うと告白。同番組は通常、金曜午後帯に収録をしており、訴訟終結の一報が出たのが8日午後で、その直後ごろの収録だったとみられ、番組収録後に幹部と面会することを予告していた。
実際、話し合いの場は持たれたが、さんまは自身が把握している以上の情報はもたらされなかったといい「ホンマ、何しにきたんやという状態で。来週、岡本とか来ると思うんで、来週」と、リスナーに向けて仕切り直すと約束した。
これに、番組共演の村上ショージが、わざわざ次週の告知をしなくてもいいのではないかとツッコむと、さんまは「え? そうか? いや、ほんま、吉本、あんまり知らんみたい。知ってても、俺には言わんみたい」と“ぼやき”も入れつつ、笑わせた。
さんまにとって、ラジオ、とりわけ関西の名物番組「ヤンタン」は、芸人としての“原点”でもある。
前週の番組内で、仕入れた情報を「ヤンタン・ファンには伝えたい」としつつも「松本がテレビに復帰して、頑張ってくれることを俺らは祈ってるから。これから、ややこしくなるのはあれなんで」。情報の取り扱いには慎重な姿勢を見せる一方で、同番組リスナーには、何かしらの情報を伝えると約束していただけに、申し訳なさそうに“その後”を報告していた。