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中村橋之助「尾上松也お兄さんから託された」リレーバトン手に決意 新春浅草歌舞伎で座頭務める


中村橋之助は、記者会見で「新春浅草歌舞伎」に向けた意気込みを語りました。同公演は若手花形俳優が集う場として知られ、彼は座頭として大任を果たします。今回は『絵本太功記』で父も演じた武智光秀役を務め、20代での挑戦に誇りを持っていると述べました。また、先輩たちから託されたバトンを示し、責任感と決意を表明しました。彼はこの舞台を通じてリレーのバトンを次代に繋げることを誓っています。

「新春浅草歌舞伎」記者会見で、尾上松也から受け取ったリレーのバトンを見せる中村橋之助

歌舞伎俳優中村橋之助(28)が11日、都内で行われた「新春浅草歌舞伎」(1月2日から)記者会見に出席した。

同公演は、歌舞伎界の次代を担う若手花形俳優が顔をそろえる。若手が大役に挑むことから”若手歌舞伎俳優の登竜門”としても知られる。

橋之助は座頭を務め、2部の『絵本太功記 尼ヶ崎閑居の間』で、武智光秀を演じる。父・芝翫(59)も何度も演じている役だが「父からは『20代で経験できるのはすごくうらやましい』と言ってもらった」と明かし「今できる光秀像を体当たりで挑んでいきたい」と意気込んだ。

さらに「今日ちょっと持ってきたものがありまして」と、袖口から緑色のリレー用のバトンを取り出した。「勘九郎兄や七之助や猿之助のお兄さんがお出になっていた世代からのバトンを、令和6年の新春浅草歌舞伎の千秋楽で(尾上)松也お兄さんから託された」と明かし「このバトンをもっと大きく重いバトンにできるように、体当たりで務める」と強い思いを込めた。

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