高須クリニックの高須克弥院長(79)が6日までにX(旧ツイッター)を更新。疑惑告発文書問題を巡り兵庫県議会で不信任決議を受けて失職した同県の前知事、斎藤元彦氏(46)に関する発言をめぐり、元宮崎県知事でタレントの東国原英夫氏(67)に訂正を求めた。
東国原氏は4日、自身のYouTubeチャンネルに「『現場ルポ。驚きの事実!』兵庫県知事選挙・斎藤元彦候補街頭演説」と題した動画をアップし、斎藤氏がネットメディアに多く出演していることや、出馬している兵庫県知事選(17日投開票)の街頭演説の現場で陣営が動画撮影およびネット拡散を呼びかけていたことなどに言及。「石丸氏の東京都知事選、あれを模倣しています。いい意味でパクっていますね」と印象を語っていた。
斎藤氏を支持している高須氏は、東国原氏の発言に「模倣?その評論は斎藤候補に失礼だと思います」と指摘。「四面楚歌だったさいとう元彦候補の身体を張った孤軍奮闘の戦い方は机上演習のような石丸氏とは内容が全く違います。都知事選挙のスタイルなら斎藤候補は田母神閣下に近いです」と私見を述べ、「訂正をお願いします」と求めた。
兵庫県知事選には、斎藤氏のほかに、日本維新の会を離党した前参院議員清水貴之氏(50)、元尼崎市長稲村和美氏(52)、共産党推薦の新人の医師大沢芳清氏(61)、政治団体「NHKから国民を守る党」党首立花孝志氏(57)、レコード会社社長福本繁幸氏(58)、ニュース分析会社社長木島洋嗣氏(49)も出馬している。選挙戦は過去最多7人、いずれも無所属の候補者が乱立する構図となっている。