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自民で当選の大空幸星氏「立場が違う」発言に批判噴出 東国原氏「まあ、こんな人間だったのかな」


元宮崎県知事でタレントの東国原英夫氏が、自民党新人の大空幸星氏の発言についてコメントした。大空氏は、かつてコメンテーターとして活動していた際に感じた限界を理由に、政治の道を選んだことを明かした。この発言に共演者から批判が出たが、大空氏は自身の立場や考えは変わっていないと主張。東国原氏は、こうした大空氏の発言を紹介し、「自民党化」が進んでいると語り、今後の政治家としての評価は有権者が下すだろうと述べた。

東国原英夫氏(2024年1月撮影)

元宮崎県知事でタレントの東国原英夫氏が30日までにX(旧ツイッター)を更新。フジテレビ系「めざまし8」などにNPO法人理事として出演してきたことでも知られる自民党新人の大空幸星(こうき)氏の発言に言及した。

衆院選に東京15区で自民党公認候補として出馬し、比例東京ブロックで復活当選を果たした大空氏は28日、ABEMAのニュース番組「ABEMAprime」に出演。自民党から出馬した理由のひとつとして「コメンテーターの仕事が嫌になっちゃった。言論空間には存在意義があるとしても、私個人としてはその人生が嫌になった。自分も政治に対して一方的に批判をしていた、社会に対してもいろんな問題提起をしたつもりだったけど、でも『なんで私は言ってるだけなんだろう』と思いました。何か行動を起こさなければいけないと思った」と、コメンテーターに対して限界を感じたとの思いを明かした。

こうした発言に、共演者から「世間一般の、アベプラに出ていたときの大空幸星のイメージが180度変わった」との指摘を受け、「私の気持ちは揺らいでない。私個人の考え方とか人権意識であるとか、社会問題に対する取り組みとかって1ミリも変わっていないです」と強調した上で、「僕の考えるコメンテーターは、これは特定の人を言っているわけじゃないけれど、どこにも当たらないような誰でも言えるようなことをフワッと言って軟着陸させるっていうやり方を好まれる方もいらっしゃるじゃないですか」と私見を述べ、自身はコメンテーターとしての役割に「対立を起こすわけではないけれど、議論をして問題を前へ進めていく。そのことにコメンテーターの意義を感じていた」と説明した。

続けて「コメンテーターはある種、詩人だから、仮に自分の意見に反対する人がいても、その人たちのことを対処したり治療しなきゃいけないということはまったくない。だけど政治家とか公職を目指す者は、自分と意見が違う、もしくは極端に言えば、今回の選挙で私に投票しなかった人、相手陣営に居た人たちの人生や生活も責任を負わなければいけない立場にある」と持論を展開。「ということを考えると当然、(コメンテーターとは)立場が全く違うので、思いは変わらなくても表現の方法であるとかアプローチの手段は変わってくる」と説明したが、共演者からは「端的に言ってうさんくさい。コメンテーターを馬鹿にし過ぎ。政治家の方が偉いのか」と批判を受けた。

東国原氏は、こうした大空氏の発言を紹介した記事を引用し、「まぁ、こんな人間だったのかな。自民党化が進むのかな。まぁ、それはそれで政治家として有権者・国民・選挙区の方々が今後審判を下して行くのだろう」と思いをつづった。

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