米大リーグのワールドシリーズでドジャースがヤンキースを降し、4年ぶり8度目の制覇を果たしたことを米メディアも相次いで速報した。
地元紙ロサンゼルス・タイムズはコラムで「ドジャースがやった」と報じた。ワールドシリーズ第2戦で盗塁を試みた際に左肩を亜脱臼しながらも、出場を続けた大谷翔平選手については「ただ(打席に)立っているだけで違いを生み出した」と指摘。ポストシーズン初戦のパドレス戦で放った同点3ランがチームに勢いをもたらしたとたたえた。
今季から加入した山本由伸投手についても、夏の大半は故障で棒に振ったが、ポストシーズンは「驚くべき活躍をした」と評価した。
米スポーツ専門局ESPNは「彼らは一つのグループとして(ワールドシリーズ制覇を)勝ち取った」と論評した。両リーグの本塁打王である大谷選手とヤンキースのアーロン・ジャッジ選手の対決については「期待外れに終わった」としたが、「それが野球というものだ」とも指摘した。
一方、ヤンキースについては地元紙ニューヨーク・ポストが、一時は5点リードしながら失策などで同点に追いつかれた五回で「全てが崩壊した」と嘆いた。【ニューヨーク中村聡也】