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10月31日のNY為替概況


10月31日のニューヨーク外為市場では、ドル・円が一時153円04銭まで上昇した後、152円00銭へ反落して引けました。これは、米9月コアPCE価格指数が予想を上回りディスインフレが停滞していること、新規失業保険申請件数の減少で労働市場の堅調さが示され、長期金利が上昇したため、一時ドル買いが強まったことが背景にあります。しかしその後、シカゴ購買部協会景気指数の悪化と株安からリスク回避の動きが広がり、米債券利回り低下によりドル売り・円買いが強まりました。ユーロ・ドル、ユーロ・円、ポンド・ドルも一時上昇した後に下落しました。特にポンドは英国の財政悪化懸念で売りが強まりました。

*04:05JST 10月31日のNY為替概況 31日のニューヨーク外為市場でドル・円は153円04銭まで上昇後、152円00銭へ反落し、引けた。

米9月コアPCE価格指数が予想に反し鈍化せずディスインフレの停滞が示され、先週分新規失業保険申請件数が予想外に減少し労働市場の底堅さが証明されたため長期金利上昇に連れ一時ドル買いが強まった。その後発表された10月シカゴ購買部協会景気指数が予想以上に悪化、さらに株安を嫌気しリスク回避で米債券利回りが低下に転じドル買いが後退、円買いが強まった。

ユーロ・ドルは1.0888ドルまで上昇後、1.0847ドルまで下落し、引けた。

ユーロ・円は、166円35銭まで上昇後、165円03銭まで下落。

ポンド・ドルは1.2998ドルまで上昇後、1.2844ドルまで下落した。英国は労働党政権が発表した予算案を受け財政悪化懸念にポンド売りが強まった。

ドル・スイスは0.8663フランへ上昇後、0.8637フランまで下落した。

[経済指標]
・米・10月シカゴ購買部協会景気指数:41.6(予想:47.0、9月:46.6)
・米・7-9月期雇用コスト指数:前期比+0.8%(予想:+0.9%、4-6月期:+0.9%)
・米・先週分新規失業保険申請件数:21.6万件(予想:23.0万件、前回:22.8万件←22.7万件)
・米・失業保険継続受給者数:186.2万人(予想:188.0万人、前回:188.8万人←189.7万人)
・米・9月コアPCE価格指数:前年比+2.7%(予想:+2.6%、8月:+2.7%)
・米・9月個人所得:前月比+0.3%(予想:+0.3%、8月:+0.2%)
・米・9月個人消費支出(PCE):前月比+0.5%(予想:+0.4%、8月:+0.3%←+0.2%)

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