自民党の小泉進次郎選挙対策委員長(43)が27日、TBS系で放送された衆院選の選挙特番「選挙の日2024~私たちの明日『変わる』~」に中継で出演。爆笑問題の太田光(59)の生取材を受けた。
太田から自公で過半数割れの見通しとなったことや、自民党派閥裏金事件を受けて公認されず、無所属で衆院選を戦っている前職候補に対して党本部が「活動費」として、正式な公認候補と同額の2000万円を振り込んでいた問題について追及されると小泉氏は「支部に対して資金を出していくことは立憲民主党も含めてやっていること」としつつ「非公認の議員も地元では支部長だったりする。支部長であることと非公認であることの制度上の違いを説明することは難しい」と話した。続けて「今回の問題のことだけではなくて(選挙で)これだけの厳しい審判が下っている要因というのは、2年前の冬から政治とカネの問題が出てきているので、蓄積された国民の皆さんの厳しい思いがつながっていると思います」とした。
小泉氏は資金提供について「理解を得られる形でやらなければいけなかった」と語り「お金については選対委員長の扱うことではありません。私は自分に求められた職務に全力を尽くしますが、いかなる結果であろうともそれは選対委員長の責任でもあります」と厳しい表情で語った。
太田は「国民の税金をどう差配するのか、自分たちの足元のお金の部分の説明を明確にできないことが信頼を失ったひとつの原因ではないのか。今の説明はその延長に感じる」と指摘。小泉氏は「今回の2000万円のことではなく、蓄積された政治とカネの問題に決着をつけられていないのが信頼を失っている要因」と繰り返した。