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【新潟】本間勲強化部スカウト「今までやってきたことの成果」元主将が稲村や奥村ら躍動若手発掘


YBCルヴァン杯決勝にて、アルビレックス新潟は名古屋グランパスとの激闘の末、PK戦で敗北。新潟は試合終盤にFW小見洋太のPKゴールで同点に持ち込み、さらに延長後半でFW長倉幹樹のゴールで逆転するも、惜しくもタイトルには届かなかった。新潟は準優勝賞金5000万円を獲得したが、初のクラブタイトル獲得は果たせなかった。OBの本間勲強化部スカウトは、決勝までの健闘を称賛し、さらにチームの強化に向けた若手の活躍を期待。特に来季入団内定のDF稲村隼翔やMF奥村仁の貢献を評価し、今後のチーム強化の必要性を強調した。

名古屋対新潟 前半、競り合う新潟稲村(左)と名古屋永井(撮影・垰建太)

<YBCルヴァン杯:名古屋3(5PK4)3新潟>◇2日◇決勝◇国立競技場

J1アルビレックス新潟は、初の決勝で名古屋との壮絶な打ち合いの末、PK戦で敗れた。クラブ初タイトルは逃したが1-2の後半追加タイム5分過ぎ、途中出場のFW小見洋太(22)が自ら倒されて得たPKを右に沈め、試合を振り出しに戻す。2-3の延長後半6分にもFW長倉幹樹(25)のスルーパスに抜け出し、この日2点目。「MVP」級の活躍を見せ、超満員の都心の聖地を熱狂させた。準優勝賞金5000万円を獲得した。

OBで元主将の本間勲強化部スカウト(43)は「決勝まで来られたのは、今までやってきたことの成果」と選手をたたえた。新潟県出身で15年半、クラブに在籍。17年に引退後、20年のシーズン終了後に下部組織のスタッフからトップチームの強化部スカウトに就任した。決勝こそ敗れたが、出場した来季入団内定の特別指定選手、DF稲村隼翔(東洋大4年)や、ルーキーながら主軸になったMF奥村仁(23)ら、獲得した若手が今季躍動した。「1つの節目」も「強化は先のことも考えなければ」とすぐに今後を見据えていた。

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