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WKBA世界スーパーバンタム王者の江幡塁引退式 師匠とミット打ち、親友三浦春馬さん振り返る


伊原信一会長(左)を相手にミット打ちを披露した江幡塁

キックボクシングWKBA世界スーパーバンタム級王者・江幡塁(33=伊原道場)の引退セレモニーが6日、東京・後楽園ホールで行われた。

新日本キックボクシング協会主催「TITANS NEOS 35」のリング。バイオリニスト益子侑が「iza!」を奏でる中、江幡はリングアナのダンサー生島翔(39)のコールで登場。師匠である伊原信一会長(73)と2分2Rのミット打ちを披露した。続けて家族や関係者とリング上で記念の写真撮影。最後は10カウントを聞き、グローブを静かにリングに置いた。

江幡は「師匠と思いっきりミット打ちができて、最高の景色。私は幸せ者です。昨年、脳腫瘍が見つかりまして、頭痛、吐き気、目が見えない症状もありました」と話した。

2020年(平32)7月に亡くなった俳優三浦春馬さんとの思い出を振り返って「2019年の大みそかには小学校からの親友で有名な俳優にセコンドに付いてもらい、さいたまスーパーアリーナで那須川天心と戦い負けました。その友も天心戦の翌夏、失くしました。検診でのドクターストップを受けて、最後に引退試合を皆さんに見てもらいたいという思いはかないませんでした。順風満帆ではない格闘技人生でしたが、最後の最後まで挑戦することができました」と話した。

今後は選手育成、協会の発展に努め、格闘技に携わっていく。

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