6人組女性アイドルグループ、LarmeR（ラルメール）が21日、川崎市内で定期公演「LarmeR Regular Act vol．6」を行い、初の全国ツアー開催を発表した。10月から来年1月にかけ、北海道など各メンバーの地元6都市含む9会場をめぐる。
終盤のMCでメンバーにもサプライズで明かされた。リーダーの七海花菜（19）は「早速、日本をまわれる機会をいただけました。これからもいろんなところに行けるように頑張りたいと思います」と涙ぐみながら語った。終了後の囲み取材では「次は世界しかないですね」と意気込んだが、他のメンバーから「ちょっと早くない？」とツッコミが入り「次はZepp（ホール）ツアーを目指したいと思います！」と掲げた。
結成約1年での吉報に、坂口渚沙（23）は「こんなに早い段階でやらせてもらえると思っていなかったので驚いています。まだまだ未熟ですが、ツアーを通して自分たちのことをもっと知ってもらい、大きな第1歩を踏み出せたら」と喜んだ。ツアーでは「歌詞で方言を使ったり、その土地の食べ物も食べたい」と語り「ファンを増やせるように頑張りたい」と意気込んだ。
ライブでは新曲「ワッチャッチャ！お祭りサマー！！」を初披露したほか、「この雫は、海を越える」「虹色セブンデイズ」「ハマナスの道」など計8曲を披露。MCでは変則ダンス対決やかき氷早食い対決なども行って盛り上げた。
ツアーでは坂口の出身地、北海道での2公演を皮切りに、新潟、千葉、山口、茨城、愛知と各メンバーの地元をめぐり、佐賀、そして最後は東京公演で締めくくる。凪乃瑚々奈（19）は「こうしてみんなで地元などを回れる機会をいただけて本当に幸せだと思いますし、ファイナルまで駆け抜けて過ごせたらなと思います。 しっかり地に足つけてひとつひとつの公演を大切に頑張っていきます」と話した。
グループはAKB48の楽曲制作などを手がけた湯浅順司氏が率いる音楽プロデュース集団「Sizuk Entertainment」による初グループとして、元AKB48の坂口らを中心に23年に結成。七海や牧野りりさ（17）、水川心愛（18）、みのり（19）の5人で活動していたが、今年4月に凪乃瑚々奈が加わり、6人体制となっていた。グループ名は「Sizuk Entertainment」のテーマでもある「雫から世界の海へ」に合わせ、フランス語で涙・雫を意味する「Larme」と「La mer」を合わせた造語となっている。
