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桂かい枝、ざこばさんは「落語は人、芸は人というのを体現」 嫌いだった芸は?


30周年記念独演会を開催する桂かい枝(撮影・阪口孝志)

落語家桂かい枝(55)が13日、大阪市のなんばグランド花月で「桂かい枝 芸歴30周年記念独演会」の開催発表会見に出席。ぜんそくのため、12日に大阪府内の自宅で76歳で亡くなった上方落語の重鎮、桂ざこばさん(本名・関口弘)を悼んだ。

一門も、世代も違うことから接点は限られたが、故三遊亭円楽さんがプロデュースして始まり、ざこばさんも参加していた落語フェスティバル「博多天神落語祭り」に毎年呼んでもらっていたという。

数年前、フェスティバルの打ち上げの際、あまり盛り上がっていなかったことから、かい枝はざこばさんの弟子のそうばに「盛り上げた方がええよな?」と相談。ざこばさんが派手なことが好きと聞き、「アナと雪の女王」を歌いながら服を脱ぎ、「少しも寒くないわ」と書かれたふんどし一丁になるという持ちネタを披露した。

すると、ざこばさんはすごい顔になり、「ワシ、裸嫌いや」とひと言。退室してしまった。そうばから「師匠、にぎやかなのは好きなんですけど、裸は嫌いなんです」と言われたものの後の祭りだった。

翌日、かい枝が謝罪に行くと、ざこばさんは「裸は嫌いやけど、おもろかったで」。その後、ざこばさんが開設した動楽亭に出番をくれるようにもなったという。

かい枝は「芸人が頑張ってくれるところにはちゃんと評価してくださる温かい方だった」。落語家を目指すきっかけの1つがABCテレビ「ざこば・鶴瓶らくごのご」だったこともあり、「落語って覚えたセリフをしゃべるのかなと思ってましたけど、ざこば師匠は感じたことをそのままおしゃべりになる。あらすじだけくって、後は自分の感じたセリフを選んでお話しになる。それだけ、セリフに気持ちも乗る。落語は人、芸は人というのを体現していた方、改めてすごい人だった」としのんだ。

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