ドジャース大谷翔平投手(29)の元通訳、水原一平被告(39)を巡る一連の賭博スキャンダルが早くも米国でテレビドラマ化されることが決まり、X(旧ツイッター)では「ドラマ化」というワードがトレンド入りしている。
Xでは「サギ師一平」という名の漫画が既にビデオドラマ化されていると指摘する投稿が話題を集めている。
「サギ師一平」は「週刊漫画TIMES」に掲載された漫画で原作者は西陽一氏、漫画は宮田淳一氏が務めた。芳文社より全3巻で単行本化されている。これを元にオリジナルビデオが制作された。
シリーズ第1作「サギ師一平1」と「-2」が00年4月に同時リリース。「-3」まで萩原流行が主人公の一平役を務めた。00年6月に発売されたシリーズ第4作から7作までは、羽賀研二が主演を務めた。
「サギ師一平」の漫画の存在を指摘する投稿のコメント欄には「センスwww」「嘘みたい(笑)キャスティング含めて秀逸」「変にマッチしてる」などと書き込まれていた。
水原被告の米国ドラマ化を巡っては、映画「ソウ」シリーズなどの製作で知られる米ライオンズゲートは9日(日本時間10日)、ドラマ化の制作を発表。タイトルや放送時期は未定。制作チームのアルバート・チェン氏はリリースで「これはピート・ローズ以来のメジャーリーグ最大のスポーツ賭博スキャンダルであり、その中心にはMLBの今後を左右するスーパースターがいる。我々はストーリーの核心に迫る。信頼と裏切り、そして富と名声に捕らわれた物語だ」とコメントした。
水原被告は違法スポーツ賭博で抱えた借金を支払うため大谷の口座から約1700万ドル(約26億4000万円)を不正に送金するなどして銀行詐欺と虚偽の納税申告で訴追された。銀行詐欺罪は最長で禁錮30年、納税詐欺は最長で禁錮3年となるが、司法取引で量刑が軽減される見通し。14日(同15日)に罪状認否のためカリフォルニア州の連邦地裁に出廷する。