英国のヘンリー王子（39）とメーガン妃（42）が、アーチー王子（4）とリリベット王女（2）をネットフリックスの新番組に登場させるかさせないかで対立し、子育てに関する重要な問題で王子が勝ったと英メディアが報じた。
自身のライフスタイルブランド「アメリカン・リビエラ・オーチャード」を立ち上げたメーガン妃は、ネットフリックスで料理やガーデニング、おもてなしをテーマにしたライフスタイルに関する新番組を制作することが発表されている。また、王子も全米オープンポロ選手権を主題にプロのポロ選手たちに焦点を当てたノンフィクション番組を制作する。
しかし、これらの番組に2人の子どもたちが登場することはないという。子供たちをできるだけ表舞台から遠ざける決定は、メーガン妃ではなく、ヘンリー王子の望みだったと英ミラー紙などが伝えている。英王室で兄ウィリアム皇太子と共に幼いころから世間の注目を浴びてきた王子は、子どもたちのプライバシーを守る決意をしており、それにメーガン妃が屈した形となったようだ。
夫妻はこれまで、家族の公式写真と夫妻の王室離脱から米国移住までを追ったネットフリックスの番組「ハリー＆メーガン」で一瞬その姿が確認できる以外は、子どもたちの顔出しはしていない。関係者によると、これまでもメディアの露出について夫婦の意見が必ずしも一致していたわけでなく、妃は子どもたちが世界中から見られることによりリラックスしており、今回の件では明らかに王子の意見が優先されたという。
妃の番組は、一家が暮らすカリフォルニア州モンテシートの自宅で撮影されるものと思われていたが、同紙によると近所の家を借りて撮影機材を運び込んでいることが分かり、自宅キッチンや自慢の庭も公開しないものと見られている。番組のタイトルや配信時期などはまだ未定だが、妃はライフスタイルブランドを立ち上げて成功しているハリウッド女優グウィネス・パルトロウを意識していると伝えられており、番組ではパルトロウと同じように自身のブランドの商品も登場させるものと見られている。（ロサンゼルス=千歳香奈子）
