パルクールアスリートの泉ひかり(23)が23日、都内で行われた移動式の体験型アトラクション「どこでもバンジーVR」のお披露目体験イベントに登場した。
泉は数年前に、制服の女子高校生が、追いかけっこで学校の雨どいをよじ登ったり、校舎を飛び移ったり、公園や神社の障害を身ひとつで飛び越えるスタントのような動きをし、WEB動画「忍者女子高生」や豆まき用の豆を盗んだ鬼をアクロバティックな動きで追いかける巫女さんのWEB動画で話題となった。
同アトラクションは、高さ4m 幅3m×奥行3mとコンパクトなので、商業施設やイベント会場など「どこでも」持ち運んで設営することが可能。世界初!移動式のVRでバンジージャンプが体験できるというもの。
最大のポイントは、特許出願中の落下体験装置が用いられている点。これまでにも VR によるバンジージャンプのアトラクションは存在していたが、同装置では、ハーネスを着用し、ワイヤーを装着。VRヘッドマウントディスプレイをつけ、1メートルほどの高さの台の上からバンジージャンプのようにダイブすると、文字の通り「真っ逆さまに」宙吊りとなる。
ジャンプ台に立った時からダイブしている間、VRでさまざまな風景が疾走していくので、飛び降りるスリルを疑似体験でき、圧倒的な高所の恐怖と没入感を体感することが出来る。
イベント同日となる10 月 23 日にリリースされた同アトラクション。その記念すべき第一号として、パルクールアスリートの泉に声がかかった。
泉はこれまで、一度だけアメリカで大自然の中へとダイブするバンジージャンプの経験があるそうだが、今回、挑むのは、「どこでもバンジーVR」の第1弾。地上からの高さ243メートルという都庁!
体験を終えた泉は、「まず、飛ぶ前にグッグッと、自分の体が高いところまで持っていかれるんです。そこが、臨場感あり過ぎて怖かったです。ジャンプ前、ギリギリのところに立って、一歩でも出たら落ちちゃうなという臨場感があって、そこから飛び込むのは、さすがに緊張しました」と、そのリアル感に驚いていた。
ところが、飛んでみると、「都庁の上から地上へ向けて真っ逆さまに落ちていくとき、リアルに風も吹いてきて(実際に扇風機で風を吹かせている)、ほんとうに落ちているような気分。バンジージャンプのゴムがびよ~んと跳ねる感じもあって、すごく楽しかったです。景色もすごくきれいで、新宿の街並みも見えたり、東京スカイツリーも見えました」と、景色を楽しむ余裕も。
雄大な大自然のなかへ飛び込むバンジーもいいけど、絶対に許可が下りない都会の建築物から飛び降りる体験ができるのもバーチャルならでは。ぜひ、第2弾以降も、東京スカイツリーや東京タワー、あべのハルカスなどからのバンジーVRを作ってほしいものだ。
【サービス概要】
■名 称 :どこでもバンジーVR
■装置寸法:H4m × W3m × D3m
■企画開発:株式会社ロジリシティ
■開発協賛:株式会社丸橋鉄工
株式会社キャドセンター
■対 象 :7歳以上 ※13歳未満は保護者の同意が必要
120cm以上、95kg未満
高さ4m 幅3m×奥行3mとコンパクトなので、「どこでも」持ち運んで設営が可能。