司会者や俳優としても活躍したケーシー高峰さん(本名・門脇貞夫)が8日、肺気腫のため亡くなった。85歳だった。
10日、NHKが報じており、ケーシー高峰さんは1934年山形県生まれ。日本大学医学部に入学後、芸術学部に転部し、卒業後、漫才師に弟子入りして芸能界の道に進んだ。白衣姿で聴診器を携え、医学用語を使いながら笑いを誘う医学漫談や、「セニョール」「グラッチェ」などの言葉で人気を集めテレビ番組の司会者としても活躍した。
俳優としては、NHKのドラマ『夢千代日記』や映画『木更津キャッツアイ日本シリーズ』など多くのテレビや映画に出演。
関係者によると、去年4月頃に肺気腫と診断され、療養を続けながら民放の演芸番組に出演するなどしていたが、8日、福島県いわき市にある病院で亡くなったという。