大相撲九州場所で40回目の優勝を果たした横綱・白鵬(32)が、千秋楽の優勝力士インタビューで、「膿を出し切って、日馬富士関と貴ノ岩関を再びこの土俵に上げてあげたい」と発言したことについて、横綱審議委員会は27日、苦言を呈した。
同日、NHKが報じており、白鵬は大関・豪栄道(31)を下した後、優勝力士インタビューで、日馬富士(33)が貴ノ岩(27)に暴行した騒動を謝罪。そして、観客に万歳三唱を促したことについて、北村正任委員長は、「これだけ日本相撲協会が厳しい状況にあり、大変な中でなぜ万歳できるのか。優勝40回というのは白鵬にとって記念すべきことだろうが、みんなで万歳しようという空気はわからない」と指摘した。
続けて、「膿を出すというのが何を意味するのかわからない。横綱といえども、まるで自分が何かを進めるかのようなことは言えないと思う。委員からは横綱としておかしいのではないかという意見が多かった」と、苦言を呈した。