歌手・氷川きよし(39)が20日、東京・明治座で「明治座6月『氷川きよし特別公演』」お披露目イベントを開いた。
氷川による2年ぶり4度目の明治座・座長公演。2部構成で第1部は市川正氏の脚本・演出による義賊『ねずみ小僧』の時代劇を。第2部では最新のヒット曲から最新曲まで氷川の歌声が楽しめる『氷川きよしコンサート2017 in 明治座』となっている。
イベント開始時間になると、ねずみ小僧に扮した氷川が劇のイメージを演じることとなり、人々に小判(のお菓子)を配ったりポーズをとったりとさっそく役になり切っている様子を見せた。
お芝居を終えた後はこのお芝居で共演した俳優・小宮孝泰(61)とともに囲み会見を開催。『ねずみ小僧』について、氷川は「影があって色っぽくて、でも庶民の味方でいろんな面があるような気持ちで、台本を読んで自分の中でねずみ小僧を演じたいと思っていたんです」と、喜んでいたのだとか。
その『ねずみ小僧』の中身へは、まだ詳細はわからないそうだが、「台本もロマンティックな感じもあるらしいので」とのこと。そんなロマンティックがあると女性ファンはやきもきするのでは?と質問が挙がると、「色恋というより普通の現実ではないファンタジーで幻想的な感じだと思います」と、補足しつつ、幻想的というと宙乗りなどもあるのではと聞くと「期待しているんです。ワイヤーアクションですよね」と、氷川自身も本番がどうなるのか楽しみにしているようだ。
さらに、ねずみ小僧が昼は職人、夜はねずみ小僧になるという二面性を持つが、「二面性があるものが好きで、以前ドラマとかに挑戦させて頂いたんですけど、真面目ばかりだと窮屈で、影があって二面性が有る方が自分が芝居をしていて、飽きないようにするというか。芝居で裏切るような部分があったらいいなと思って」と、憧れがあるのだとか。自身の二面性については「そんなことないですよ!ないつもりでやってます」とキッパリだったが女性の二面性は「普通にわかりやすい方がいいかも」と、笑っていた。
なお、第2部の歌謡ショーへは、「たっぷり歌をお届けさせて頂きますし、いまスタッフとみんなで考えています。コンサートツアーとは違うメニューで、お客様にご提供させて頂きたい。ガラッと変えて、明治座ならではの氷川きよしのコンサートをたっぷりと楽しんで頂ける内容にしたいと思います」と、抱負を口にしていた。
氷川から「ねずみ小僧は楽しいというか、幅広い世代に楽しんで頂けると思います。1ヶ月ねずみ小僧を演じ、興奮と緊張でドキドキしていますが明治座でのお芝居や歌のショーを精いっぱい務めさせて頂きたいと思います。お客様に笑顔で心のお土産をたくさん持って帰って頂いて来てよかったと思ってもらえるように」と、PRしていた「明治座6月『氷川きよし特別公演』」は6月2日から30日まで明治座にて上演!