カゴメは、「トマトソースを使ったトマト料理」の家庭への普及を目的として、トマトと魚介を使ったイタリアンの新メニュー“トマトパッツァ”を提案するランチミーティングを16日、東京・六本木『バール・デル・ソーレ六本木店』で開催した。
『カゴメ株式会社』常務執行役員マーケティング本部長 小林寛久氏は、「トマトソースは、業務用は、『Sugo di Pomodoro』で、家庭用は、『カゴメ 基本のトマトソース』の名で販売しておりますが、家庭用の購入世帯率は5%にとどまっています」と、家庭にトマトソースが普及してない現状を説明する。
さらに、「販売出荷ペースが業務用は16億円(年間販売)で、家庭用はその半分にも満たない7億円しかない。こういう場合、家庭の市場のほうが業務用の市場よりも売上が多いのが普通ですが、この商品の場合、ひっくり返っている。それほど、知られていないということで、まだまだ浸透の余地がある」と、語る。
業務用は多種多様のトマトメニューが提供されているため、メニューへの浸透から考えて業務用から行ったほうがいいんだろうということで、逆転現象になっているという。
では、なぜ家庭で、トマトソースを使ったトマト料理が、なかなか浸透しないのか?その理由は、ホールトマトから作るトマトソースにある。レシピ通りに作ったはずなのに味が決まらず、美味しくないから止めちゃったが多いという。ホールトマトから作ると、煮詰めて濃くしたりと工程が難しいのだ。
そこで、もっと手軽に簡単に、家庭でもトマトソースを使ったトマト料理が出来ないかということで、「30年以上前からトマトソースを販売しており、現在の『カゴメ 基本のトマトソース』となってからでも15年が経ちます。使いやすいソースとして年々伸びてきていますが、パスタソースやケチャップに比べれば、まだまだです」(小林氏)。
『カゴメ 基本のトマトソース』は、トマトと炒めたたまねぎ、にんにくを煮込み、おいしさを引き出してあるので、好きな具材と合わせて仕上げるだけで手早くトマトメニューが出来上がる。しかもプロも使っているという優れもの!なのに、残念ながら認知度は低い。
ネットでレシピを探しても、確かにホールトマトは定番で出てくるが、市販のトマトソースとなると、「トマトソースを使ったレシピ 市販のトマトソース」と、検索しないとなかなかたどり着かないほど、一般的にも浸透していない。
トマトメニューの普及ということで、毎年一つのメニューを決めてプロモーションしているカゴメでは、今年は「トマトパッツァ」を推す。
【トマトパッツァ】は、南イタリアはカンパーニャ地方の郷土料理である魚介を使った『アクアパッツァ』を源メニューに持ち、日本人の好きな「トマトベース」にアレンジした、“ありそうでなかった”新イタリアン創作メニュー。色とりどりの野菜と魚介が入っていることにより華やかでフォトジェニック。また、ワインにも合い、魚介+トマトでうまみたっぷり、ヘルシーである点が特長。
もちろん、このトマトパッツァ以外にも、パスタ、リゾット、クリームコロッケ、カツレツ、オムレツ、オムライス、トマト鍋など、さまざまな家庭料理に使える。
また、「カゴメ基本のトマトソース」のHP(http://www.kagome.co.jp/tomatosauce/pazza/)には、トマトパッツァのバリエーションのほか、トマトソースを使った料理のレシピと作り方が公開中!これを見ると、超簡単に作れることがわかる!
【提供レストラン一覧(一部抜粋)】
◆タロス
◆HIKARI café&dining渋谷本店他計15店舗
◆バール・デル・ソーレ六本木店(東京都港区六本木6-8-14)他計7店舗
◆TRAZIONE NAGOYA with KAGOME
上記の他、東京を中心に名古屋・大阪をはじめ、北海道から九州まで多くの店舗でメニュー展開
※各店舗提供時期が異なりますのでご注意ください。