歌手・小林幸子(62)が29日、東京・渋谷NHKホールで開催された『第66回NHK紅白歌合戦』リハーサルに登場した。
4年ぶりに紅白にカムバックする小林。かつて盛り上げた巨大衣装はもちろんのこと、ネットカルチャーの中で、「ラスボス」と親しまれる小林がネットカルチャーと融合したステージを展開する。
午後5時すぎに会見場に姿を見せた小林。4年ぶりのステージで、今回ともに巨大衣装で“対決”となる水森かおり(42)がちょうど報道陣の取材を終えたところでバッタリ出会い、2人ともに駆け寄って握手しながらあいさつするという、“ザッツ、紅白”といえるような光景が繰り広げられることに。
リハーサルはこの時点ではまだだそうで、小林自身もまだ衣装を見ていないそうだが「もうすごいことになっています。ネットユーザーの人たちもものすごく喜んでくれる内容になっていると思いますし、私を育ててくださった演歌の世界の方たちにも喜んでもらえると思います」と、どちらのファンへも向けた演出になるそう。
大掛かりな演出になる予定なだけに小林は「スタッフたちが不眠不休でやってくれています」と、裏方は大忙しだそうだ。
今回歌唱する『千本桜』へは、「初音ミクのボカロ曲で、ネットユーザーの人にどれだけ愛されているか、新しい時代の中での楽曲で、10代、20代の方にカラオケでも人気なんです。私が『千本桜』を、初音ミクの歌をカバーしたことによって、それを聞いてくれた人たちが楽しんでくれればいいなぁって思いますね」と、熱い思いを。
さらに、「『千本桜』って全員歌う歌じゃないかと思うんです。この前、泉谷しげるさんとチャリティーコンサートに出演したんですが、『千本桜をやるね~』といったら観客の方が、盛り上がってくださって。すごい浸透してる歌だなと感じました。小林幸子は小林幸子なりの『千本桜』をお届けしたいと思います」と、意気込んだ。
また、水森が会見で、小林が“ラスボス”と呼ばれていることに、自身を中ボスと発言していたが、このことへ、「よく中ボスって意味分かりましたね!」と、大喜び。実はこの“中ボス”はボカロ曲『みくみくにしてあげる♪』が小林風にアレンジした『さちさちにしてあげる♪』の歌詞にあり、「それをきっと分かっているから、ラスボスが私だからそうやって捉えてくれたんだと思うんです。(中ボス)もちろんです!」と、一緒に楽しんでいきたいようだった。
ちなみに、今回の巨大衣装に関して、いくらかかっているのかについては、「お金のことは分からないです(苦笑)」と、そこはシークレットだそうだ。