2016年1月放送のTVアニメ『灰と幻想のグリムガル』(監督・脚本:中村亮介)先行上映会が26日、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで開かれマナト役・島﨑信長、ユメ役・小松未可子、シホル役・照井春佳が登場し、司会は鷲崎健が務めた。
作家・十文字青氏がオーバーラップ文庫で連載している等身大の葛藤やリアルな戦闘描写が共感を呼んでいる同名作をアニメ化。特別な力をもたず、記憶すらもないまま、理不尽に辺境世界・グリムガルに放り込まれた主人公・ハルヒロ(cv細谷佳正)たちが過酷な環境や仲間との絆に向き合っていくさまを描いたファンタジー青春群像劇となる。
イベントではまず1、2話が上映。その緊迫感あるシリアスと、日常描写の緩急という空気感に息を呑む観客が続出。上映が終わると3人は、明るい雰囲気で登壇し、トークを始めることに。
照井はその生々しい主人公たちの姿に台本を読んで涙したという話や、小松は長めの音楽シーンで主人公たちの心情をいろいろに感じられるような描写になっていることをオススメ。島崎はいろいろなことを感じさせてくれる本作へ、鑑賞するのに集中してのめり込んでしまうことなどをアピールした。
トーク中には、思いの丈を話しまくる照井が鷲崎からツッコまれ30秒ピッタリで話をまとめるという一幕もありつつ、主人公たちと対決するゴブリン役が声優・ゴブリンを起用していることで盛り上がることに。そこから主人公たちと対峙しているゴブリンが実はブリトニー役の声優・安元洋貴が兼役で演じているという裏話が飛び出すことも。
しかも、ゴブリン話はそれだけにとどまらず、4匹出てくるシーンについて、島崎はゴブリン氏はもちろんのこと、安元、野島健児、杉田智和が会話している“豪華”なものとも話し、観客を驚かせる。
ほかにも、吉野裕行演じるランタにユメとシホルが胸のことを言われるセリフについて、照井は女性に向かってデリカシーがないと憤ったが、こちらにもエピソードがあるそう。このときランタが言った“ちっぱい”の発音をめぐって、キャスト陣、監督、原作者まで寄り合って真剣な会議が開かれたそうで、島崎は「本気で“ちっぱい”1つにもこだわる!」と、作り手側の本気度を伺わせるエピソードが語られることもあった。
イベント終盤には、観客へのポスター抽選会が開かれ、なぜか照井と小松で指相撲を始める自由さが!写真撮影中には2匹のゴブリンが乱入し、照井を剣で斬りつけると、照井もお返しとばかり、剣を手に斬り返すこともあったが、ゴブリンたちとハイタッチしたりと和気あいあいなものとなっていた。
TVアニメ『灰と幻想のグリムガル』は2016年1月10日よりTOKYO MXほかで放送開始!
※記事内画像は(C)2016 十文字青・オーバーラップ/灰と幻想のグリムガル製作委員会