2019年3月16日(土)ソニーより、ハイレゾワイヤレス対応の新製品グラスサウンドスピーカー「LSPX-S2」の発売が開始されます。「LSPX-S2」は、物理的に有機ガラス管をたたき、その振動をガラス管全面に伝えることで音を生み出す構造をしたスピーカー。楽器が奏でる音の響き、シンガーの息遣いもリアルに再現できるのが特徴です。
3月14日(木)は、eplus LIVING ROOM CAFE&DININGにて「LSPX-S2」を体感できるイベントが開催されました。ここでは、イベントの様子をお届けします。
本イベントでは、「LSPX-S2」の発売を記念して結成された、26台の「LSPX-S2」が集まった楽団“THE GLASS SOUNDS”とゲストシンガー・土岐麻子さんがコラボした、当日限りのプレミアムライブを披露。土岐さんがセットリストを考案し、昨年発売したアルバム『SAFARI』の楽曲も含めて3曲を歌いました。
ライブは、土岐さんの歌声だけでなく、ベースやドラムといった楽器の音が26台の「LSPX-S2」からそれぞれ流れる仕組みになっています。MCでは「LSPX-S2」について「人肌を感じられるし、正しくいい音がでるオーディオだと思います」と絶賛。まるでその場に楽器が置かれているかのような立体感のある演奏に、会場が包まれました。
プレミアムライブ後に行われたトークショーでは、製品開発担当・鈴木伸和さん、デザインセンターより森澤有人さん、土岐さんが登壇。「LSPX-S2」の感想、「LSPX-S2」を取り入れた生活の楽しみ方を話しました。
プレミアムライブで3曲を披露した土岐さんは、「LSPX-S2」を使用した演奏について「明かりも優しい雰囲気で、そのムードのなかで気持ちよく歌わせていただきました」とコメント。楽器の代わりに「LSPX-S2」を使用した演出について、「ムードもあって、音もよくて……。今後もこんなライブができたら面白いんじゃないかな、と思いました」と話しました。
鈴木さんは、技術面について「通常のスピーカーとは違い、なかにある加振機が高速に振動し、ガラス管をたたくことで音が出る、という原理でできています。それによって、弦楽器や打楽器といった”はじく”音までもリアルに再現できるのだと思います」と言及。
森澤さんは、デザインについて「スピーカーとして押し出すよりは、インテリアに溶け込むように意識しました」と話しました。さらに、柔らかな光については「キャンドルスタンドのような雰囲気を出したかったので、反射光を取り入れています」とコメント。鈴木さんは「スピーカーというと”黒い”イメージが強いかもしれませんが、”透明”なものから音が出ることで、感情を交えて楽しめるのではないかと思います。空間も含めて音楽を体感していただけたら嬉しいです」と日常生活に「LSPX-S2」を取り入れた際の楽しみ方について語りました。
2009年に販売されたアクティブスピーカーよりもパワーアップした「LSPX-S2」は、リアルでクリアな音・生活に溶け込むデザイン・柔らかな光が特徴。サイズは180㎝から27㎝とコンパクトになり、ダイニングテーブルに置いても会話や視線を遮らない大きさを意識。生活に溶け込む、シンプルなデザインになっています。水のなかに光が浮いているイメージで設計された演出もポイントで、明るさを32段階から選択できる点も生活に溶け込みやすい要素のひとつと言えるでしょう。音・光・デザイン、どれも計算しつくされたスピーカーが、癒しの時間を与えてくれます。
「LSPX-S2」は3月17日(日)より順次全国5ヵ所のソニーストア直営店にて視聴可能。気になる方はお近くのソニーストアに足を運んでみてくださいね。
- AVレビュー(AV REVIEW) 2018年5月号(vol.267)
Fujisan.co.jpより