俳優で武道家の藤岡弘、と女優・中村里帆が12月18日、都内にて行われた「高知県UIターンPR動画の完成披露発表会」に出席。高知県の魅力とこれからの期待を語った。
令和5年度に過去最多となる県外からの移住者1930人を迎えた高知県が、さらなる魅力を発信するため、“この暮らし、ありかも。”をキャッチコピーに掲げて作成した動画や、ポスターを披露。キャッチコピーには、「様々な価値観を持った等身大の若者のリアルな姿に共感してほしい」というメッセージが込められている。
同イベントで冒頭では、PR動画「キャリアアップ編」「新しい働き方編」「アウトドア編」「男性育休編」の4本を先行して公開。それを観た藤岡は、「CMっぽくなくていいですね。日常生活を皆さんが楽しんでいて、自然豊かな海、川、山の中で、のびのびと生きている。特に活発な女性像が見えて、とてもいいなと思いました」と絶賛した。
また男性が育児に取り組む様子を描いた映像についても触れた藤岡は、「豪胆で豪快な土佐人が可愛い子供たちと一緒に行動する姿は、子育ての良いイメージにつながる」と口に。これを受けて高知県知事の濵田省司氏は、「高知県は男性の育児時間が、全国でベスト3にもなっています」とアピールしていた。
一方の中村は、藤岡の意見に共感を示し、「女性がイキイキと自分らしく描かれているのがカッコいい」と言及。さらに高知県の自然や食が持つ力については「高知で獲れる魚や野菜はパワフルで大きなエネルギーを感じられるんです。このPR動画を見て『この暮らし、ありかも』と思ってくれる人がたくさんいるのではないか」と期待を述べた。
また、自身のターニングポイントについて問われると、藤岡は1974年に大河ドラマ『勝海舟』で坂本龍馬を演じたこと、そして世界100カ国以上を旅した経験を挙げ、「高知はその中では特に思い出深い。第2の故郷ですね」と説明。中村は、昨年出演したNHK連続テレビ小説『らんまん』をキッカケに、高知県の魅力を発信する機会が増えたそうで、「高知は本当に魅力的な場所だと改めて実感した」と振り返った。
これからの高知県への期待することについて聞かれた藤岡は「変身」と回答し、続けて「日本は変革期。新しい挑みで『変身』しなくては。高知にはどんどん『変身』していってほしい。僕も変身していきます!」と熱弁。これを受けて濵田氏は「小学生時代、仮面ライダーの変身を見て育った世代なので気合が入りました」と感激していた。若い世代に高知県の魅力や、これからの可能性を信じてほしいという想いの中村は「とにかく何も考えずに、一度高知に遊びに来ていただけたらなと思います」と胸を張った。
公開されたPR動画については、今週末まで山手線、来週からは関西の電車内でも放映される。