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現地時間7月21日~23日にアメリカ・カリフォルニア州で行われたX Gamesバート種目で芝田モト(27歳)が3位で表彰台に上がった。
芝田は4本目のランで、空中で縦軸に540度回転しながら、板を縦に1回転させるキックフリップマックツイストや、フェイキーからのステイルフィッシュ720(空中で2回転)など高難度トリックのランを完璧に決め、89.33点でブロンズメダルを獲得。
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芝田モトがベストトリックで見せたアーリーウープ キックフリップマックツイスト
最終日に行われたバートベストトリックではアーリーウープ(本来とは難しい方向に飛び上がり)からのキックフリップマックツイストを決めて準優勝に輝いた。
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貝原あさひのベストラン
大会2日目に行われた女子バートでは貝原あさひ(16歳)が3位で表彰台に。
空中で板を1回転させるキックフリップインディを始め、空中で後ろ足を離すベニハナや、板を足の下で交互に掴むサランラップエア、フェイキーからのフロントショービット ステイルフィッシュグラブなど、他の選手があまりやらない技を次々と決め、83.66点を獲得しブロンズメダルを手にした。
同じく女子バートには12歳の松岡樹ノが出場し、4位に入賞。
最高の滑りで会場を沸かせ、3本目のラン終了後にはカメラに向かって手話で「ありがとう」を伝えていた姿も印象的だった。
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優勝したアリサ・トルーのラン
優勝はオーストラリアのアリサ・トルー(13歳)女子では大会初の720(空中で2回転)などを決めて優勝。ちなみに女子表彰台の平均年齢は13歳6ヶ月だった(2位のリース・ネルソンは10歳)。
アリサ・トルーは翌日の女子パーク種目でも優勝し、2つのゴールドメダル獲得の快挙を成し遂げている。
【X Gamesとは?&バート種目のルール】
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世界中から選び抜かれた選手だけが招待を受け、参戦出来る世界最高峰のアクションスポーツイベント。
1995年アメリカでスタートした国際大会で、過去には1999年のサンフランシスコ大会で合計来場者数22万2886人を集め(X Games史上最多記録)、今なお世界中のアクションスポーツファンを熱狂させている。
バート種目は制限時間内を、順番に滑り続けるジャムセッション形式で行われ、1人30秒のランを滑り、そのうちのベストランで順位が競われた。
【X Gamesカリフォルニア2023バート男子・リザルト】
1位 ジミー・ウィルキンス(アメリカ) -92.33
2位 ミッチー・ブルスコ(アメリカ) -90.33
3位 芝田 モト(日本) -89.33
バート男子トップ3の映像
(https://youtu.be/qkjhvrF7Bxw)
【X Gamesカリフォルニア2023バート女子・リザルト】
1位 アリサ・トルー(オーストラリア) -90.33
2位 リース・ネルソン(カナダ) -88.00
3位 貝原 あさひ(日本) -83.66
4位 松岡 樹ノ(日本) -75.66
バートベストトリックの映像
(YouTube:https://youtu.be/6BCzjjIkFK0)
文 小嶋勝美
スケートボードに関する情報を幅広く執筆する、スケートボードライター兼放送作家。
10年間のお笑い芸人生活を経たのち、放送作家をしています。