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とことん呆れて、笑って泣ける…究極の夫婦愛の物語『劇場版 それでも俺は、妻としたい』足立紳監督インタビュー


足立紳の小説を原作にしたテレビドラマ「それでも俺は、妻としたい」が、ディレクターズカット版として映画化されます。この作品は、売れない脚本家の夫とその夫を罵倒する妻の間で繰り広げられる夫婦生活を描くエンターテイメントで、風間俊介とMEGUMIがW主演を務めています。ドラマはテレビ大阪の制作史上最高のTVer総再生数1,500万を超え、SNSでも話題沸騰中です。映画化にあたり、足立紳監督は夫婦のリアルな会話と息苦しさを強調し、一つの映画として成立する作品を目指しました。監督自身の経験に基づく描写もあり、風間俊介の情けない夫役、MEGUMIのしっかり者の妻役が高く評価されています。劇場版は、未公開シーンを含む新たな側面を加え、5月30日から公開されます。

連続テレビ小説「ブギウギ」(NHK)の 脚本などを手がけた足立紳が、自身が手がけた売れない脚本家の夫と そんなダメ夫を罵倒する妻の夫婦“性”活エンターテイメント小説 「それでも俺は、妻としたい」(新潮文庫刊)を原作に、 風間俊介とMEGUMIがW主演を務めた真夜中ドラマ「それでも俺は、妻としたい」。


テレビ大阪制作史上最高のTVer総再生数1,500万を突破(※)、 風間俊介演じるダメ夫の豪太とMEGUMI演じる恐妻・チカとの やりとりがSNSで話題沸騰中の本作が、未公開シーンを含む 足立紳監督によるディレクターズカット版『劇場版 それでも俺は、妻としたい』として、 5月30日(金)より公開となります。
※集計期間:2025年1月12日~2025年4月3日、第1話~第12話の総再生数、株式会社ビデオリサーチにて算出

足立監督に作品へのこだわりなどお話を伺いました。

――本作大変楽しく拝見させていただきました。テレビドラマの劇場版ということで、どの様な点を工夫しましたか?

ダイジェストにしたくないという思いは強くて、映画版ではより2人にフィーチャーした作品にしたいと思いました。家の中でのシーンを多くして、夫婦の息苦しさみたいなものをテレビドラマ版より強めに打ち出せればいいなと考えていました。それと章立てにして、章ごとにテーマをハッキリさせて、観やすくしたいなと。ドラマの縮小版というよりは、あくまでも1本の映画として成立するものにしたいということが一番強かったです。

――会話が本当にリアルすぎて、笑ったり驚いたりしながら拝見しましたが、監督の実際のご経験も描かれているのですよね?

はい、今もそんな話ばっかりしています(笑)。今回、映画版の方を観て改めて感じたんですが、この2人って未熟な夫婦ではあるんですけれど、めっちゃ会話をしているなって。一生懸命、何かを伝えようとはしているんだなと。豪太側の視点で描かれているので、豪太の気持ちを多く描いていますけれど、チカは何が不満なんだろうというのは、自分の妻を見ながら、一生懸命想像して書いています。

――今まで奥様に言われたことで、特に刺さった言葉はありますか?

「大切にされている気がしない」と言われた時は、グサグサっと来ました。「え、大切にしているけどな」って驚いたんです。自分が思っている以上に妻は色々なことが溜まっていたんだなと。「大切にされている気がしない」とまで言わせてしまったんだなと。

――ドラマ放送中は、SNSでも「豪太にイライラする!」など、コメントが盛り上がっていましたよね。

僕は割と熱心に感想を見る方で、皆さんのコメントも楽しく見させていただいていました。「この旦那も考えようによっては良い旦那じゃない?」みたいな感想が上がってくるかなと思っていたんですけど、それは最後までありませんでした(笑)。
僕自身、本作を編集しながら、確かに稼ぎは無いけど家事はしているし、暴力を振るったり浮気をするわけでも無いし、だんだん「豪太っていいやつじゃん」って思えてきて。自分がモデルというのもあるかもしれませんが…(笑)。一度、編集中にスタッフたちに「なんだかんだ言って、この旦那結構良くない?」って聞いたことがあるんですけれど、みんな苦笑いでしたね。

――皆さんの素直な反応が面白いですね(笑)。風間俊介さんが見事な情けなさを演じていました。

自分がモデルになっている所があるのでキャスティングを考えづらかったのですが、「風間さんはどうでしょう」とプロデューサーに言われて、それは面白いなと。実際に演じていただいたら、自分の想像した豪太よりも面白くなって。風間さんは普段、俳優業の他にMCもされていて、社会問題を扱う番組にも出演されていますよね。なんかそういう部分の匂いというのが、豪太のどうしようもない所と絶妙にミックスされて。自分が想像していなかった豪太の小賢しさが出てきたなと思って、そこが予想外に面白かったです。

――ダメダメなのに小賢しさがあるからチカも余計イラッとしてしまうのでしょうね。MEGUMIさんについてはいかがですか?

チカ役は最初からMEGUMIさんにお願いしたいなと思っていました。バラエティ番組で面白いコメントをする方だなという印象もありましたけれど、俳優としてのMEGUMIさんもとても魅力的で。「スカッとジャパン」という番組の再現VTRの中で、モンスターペアレントを演じていらっしゃる時があったのですが、それがすごく面白くて。再現VTRという枠の中でこんなに面白い芝居を出してくるんだって、釘付けになっていました。それでチカ役を演じてくれたら、すごく面白いだろうなって。風間さんもMEGUMIさんも、本読みの段階から豪太とチカになってくれていて、本当に自由に演じていただきました。

――太郎役の嶋田鉄太さんも本当に素晴らしい存在感ですよね。

オーディションで会った時からもう太郎の感じだったので、それこそ何も指示せず自然にやってもらいました。複雑な役ではあるのですが、のびのびと演じてくれて助けられました。太郎はどぶろっくの大ファンですけれど、実際に鉄太君もどぶろっくがすごく好きなんです。僕も好きですけど、僕の息子も大好きで。それで台本に「どぶろっく」と書いておいたら、鉄太君がベストアルバムを持ってきてくれて、それを小道具として実際に家の中に置いています。

――そうだったのですね!ぜひまた拝見してベストアルバムを探したいと思います(笑)。今日は楽しいお話をどうもありがとうございました!

『劇場版 それでも俺は、妻としたい』
プロデュース:佐藤現 岡本宏毅 プロデューサー:山本博紀 久保和明 寺田ひなた
キャスティング:伊藤尚哉 撮影:星潤哉 照明:富谷颯輝 録音:臼井勝
美術:赤星裕史 編集:細野優理子 安田多希 スタイリスト:田口慧 ヘアメイク:大宅理絵
スクリプター:小林加苗 助監督:小南敏也 スチール:内堀義之
特別協力:TFC Plus オムニバスジャパン 足立晃子
エンディングテーマ:どぶろっく「ずっとずっと、ありがとう。」(TEICHIKU ENTERTAINMENT)
制作協力:レオーネ 制作:テレビ大阪 / 東映ビデオ 製作著作:「それでも俺は、妻としたい」製作委員会
配給:東映ビデオ 2025年/日本/129分/5.1ch/ビスタ/カラー/デジタル 
©「それでも俺は、妻としたい」製作委員会

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