10/25に公開のわんぱく映画『リトル・ワンダーズ』。監督が大友克洋にオマージュを捧げた【OTOMO社製】ゲームをいざプレイ!しようとしたら…あれれ…できない? せっかくパーティの用意したのにー! 可愛すぎる悪ガキ動画が解禁となりました。
解禁された映像はクソ生意気(だけど悶えるほどかわいい)な子供たちが、OTOMO社の倉庫からとってきた発売前のゲーム[ANGEL]をプレイするためにパーティを開始しようとする楽しげなシーン。16mmフィルムで撮られた本編はなつかしくも新しく、初めて触るテレビゲームにワクワクしたころの気持ちを思い出す人もいるかもしれない。ゲーム奪取の興奮に満ち溢れ、走り回りながら歓喜の舞を踊り歌い騒ぎ(でも2階で寝ているママを気遣いながら)「オートモ!オートモ!」と崇める子供たち。
アメやグミやフルーツやケーキも準備してコントローラーを手にし、やりたいゲームのソフト名をつぶやき居てもたってもいられずドキドキパワーオン!…と思ったら、なぜだかできない…泣。実は、勝手にゲームをしないように病気のママがテレビにパスワード設定していたのだった、というシーン。
このあとどうしてもゲームがしたい子供たちは、ママの大好物ブルーベリーパイと引き換えにパスワードを教えてもらう、という取引をして買いに行くのだが…大人たちのたくらみに巻き込まれて、思いもよらない大冒険に足を突っ込んでしまうのです。
OTOMOは、日本のポップカルチャーに心酔する本作の監督、ウェストン・ラズーリのつくりだした架空のゲーム会社。他にも『隠し砦の三悪人』へのオマージュ(3人の乗るバイクメーカー名がAkizuki)、「マッハGoGoGo」へのオマージュ(リーダー格の女子アリスのTシャツの柄は登場キャラクターの志村ミチ/主人公のガールフレンドをイメージ)など、日本への憧れがやまない気持ちをこの映画で爆発させている。
監督は、チョコレートでこどもたちの気を引くウィリー・ウォンカのように、現場で使った小道具を景品にして「一番●●できた子には●ポイント」というポイント制を導入して、ポイント稼ぎを楽しみながら子供達を撮影に臨ませた。そのおかげで生まれた多幸感がこの楽しげなシーンを引き出しているのです。
可愛くて、楽しくて、ワクワクする小ネタ満載の映画『リトル・ワンダーズ』は10月25日公開。
[STORY] 悪ガキ3人組“不死身のワニ団”、アリス、ヘイゼル、ジョディは大の仲良し。ある日、ゲームで遊ぶ代わりとして、ママの大好きなブルーベリーパイを手に入れに行くが、必要な卵を謎の男に横取りされる。奪い返すために男を追いかけた3人は、魔女率いる謎の集団“魔法の剣一味”に遭遇し、怪しい企みに巻き込まれてしまう。森で出会った、魔女の娘ペタルを仲間に、悪い大人に立ち向かう4人…果たしてこどもたちの運命は?無事にパイを手に入れ、ゲームをプレイできるのか…!?
脚本・監督・製作:ウェストン・ラズーリ
出演:リオ・ティプトン、チャールズ・ハルフォード、スカイラー・ピーターズ、フィービー・フェロ、ローレライ・モート、チャーリー・ストーバー
2023 年|アメリカ|5.1ch|シネマスコープ|英語|114 分|原題:RIDDLE OF FIRE|字幕翻訳:髙橋彩|配給:クロックワークス|PG12
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10 ⽉ 25 ⽇(⾦)より新宿武蔵野館ほか全国公開