メガハウスは10月3日、ハンガリー出身のエルノー・キュービック氏が1974年に発明したルービックキューブが50周年を迎えたことを記念して、世界最小のルービックキューブ「究極最小ルービックキューブ -0,50cm 小精密金属製-」を発表しました。同日から受注を開始し、2025年4月から順次発送します。
世界最小のルービックキューブ
現在販売されている「ルービックキューブ ver.3.0」は、一辺が5.7cmの立方体。ルービックキューブ発明50周年に合わせて、これまで世界最小だった一辺0,56cmを超える「0.50cm」のサイズを目指して開発が進められました。
完成したのは、一辺が約0,50mm、本体の各マスは約0.16cm角のルービックキューブ。体積は3×3のルービックキューブの約1/1000サイズという小ささです。
実際に回して遊べる
金属精密加工を得意とする入曽精密が協力し、ひとつひとつ切削した全39パーツを1個1個組み立てて完成させています。キューブは実際のルービックキューブと同様に、回して面の色をバラバラにしたり、そろえて解くことができます。
発表会ではルービックキューブ世界大会2011片手部門チャンピオンの伏見有史氏が登壇し、指先で0.5cm角のキューブを回して解くスゴ技を披露しました。
0.5cm角(各マスは0.16cm角!)のルービックキューブを指先で解いてしまう伏見有史さん(ルービックキューブ世界大会2011片手部門チャンピオン)。10月3日に開催された「究極最小ルービックキューブ」発表会にて pic.twitter.com/tb1jlUqVi8
—宮原俊介@getnews.jp (@shnskm) October 7, 2024
ギネス世界記録に認定
メガハウスは8月23日、完成した約0.50cmのルービックキューブについて、ギネス世界記録TMに申請。「全体の各12辺、全マスの内18辺の長さを測定」「パズルキューブとして回転することができる(市松模様の作成)」の2項目を証明しました。
審査により、「Smallest rotating puzzle cube(最小のパズルキューブ)」としてギネス世界記録に認定。発表会の場で公式認定証が授与されました。
価格は77万7777円
世界最小のルービックキューブは、「究極最小ルービックキューブ -0,50cm 小精密金属製-」として製品化。プレミアムバンダイと一部販売店で2024年11月18日(月)23時59分まで受注します。製品は2025年4月から順次発送を予定。価格は77万7777円(税込・送料別)です。
こだわりの詰まった製品のディテールにも注目。アルミニウム製の台座は「ルービックキューブ ver.3.0
」の1面と同じサイズで、大きさの対比を楽しむことができます。台座のプレートにはシリアルナンバーを刻印。
キューブ本体にも、0.02mmの刃を用いて「RUBIKS」の文字を一文字約0.90mmのサイズで刻印しています。
製品は10月10日(木)までGOOD DESIGN Marunouchiで開催中の「Rubik 80/50 Fifty Years of Magic ルービック 80/50マジックの50年」、11月15日までリスト・ハンガリー文化センターで開催中の「ルービック80×50展~祝! エルノー・ルービック80才&ルービックキューブ50周年~」で展示されている他、博品館TOYPARK銀座本店では11月18日まで展示されています。その小ささを間近で体感してみてはいかがでしょうか。