『ミスミソウ』内藤瑛亮監督の最新作『毒娘』が4月5日より公開。キャラクターデザインを手掛けた漫画家の押見修造によるイラスト版ビジュアルが解禁された。
解禁されたビジュアルは、押見が自らデザインした“ちーちゃん”を新たに描き下ろしたもの。赤い服を身にまとったちーちゃんが大きな洋裁ハサミを手に、見る者に鋭い視線を向けている。服にはカラスの羽や虫の死骸がブローチのようにあしらわれており、どこか不気味な様相だ。
本作は、2011年に匿名掲示板に投稿された“とある一家の出来事”に着想を得て、内藤監督がオリジナル脚本を書き下ろしたホーム・パラサイト・ホラー。10代の女の子と新しく家族になる継母の関係を軸に、謎の少女“ちーちゃん”と家族の壮絶の争いを描く。佐津川愛美が、“ちーちゃん”と対峙する母親・萩乃(はぎの)役で主演する。
本作をいち早く鑑賞した漫画家陣からのコメントも到着。「富江」の伊藤潤二は「毒娘の赤いビジュアルと、独特なハンドサインが強烈なインパクトで目に焼き付けられ、網膜から消えません。“家”に執着する少女“ちーちゃん”の話をまだまだ観たいと思いました」、「ミスミソウ」の押切蓮介は「開いて閉じる裁ち鋏、狂気の中に潜む妖艶。 ちーちゃんの存在に気が付けば魅了される! コーラのぶっ飛び方も必見だ!!」と、ちーちゃんのキャラクターに惹かれた様子。「ホムンクルス」の山本英夫は「押見修造(漫画家)が、実写映画のキャラデザをやる?? なるほど~、押見色を中心に、キャラクター達の人間模様がヒリヒリしてきて、内藤映画になっている・・・!」と、二人のコラボレーションを楽しんだようだ。
『毒娘』
2024年4月5日(金)より、新宿バルト9ほか全国公開
監督:内藤瑛亮
ちーちゃんキャラクターデザイン:押見修造
脚本:内藤瑛亮 松久育紀
出演:佐津川愛美、植原星空、伊礼姫奈、竹財輝之助
配給:クロックワークス
(C)『毒娘』製作委員会2024